種別 演劇
京舞
２０１４年
№　		  観　賞　日
201４. 11. 5

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I n t r o d u c t i o n 

　十七世中村勘三郎二十七回忌、十八世中村勘三郎三回忌追善の新派特別公演。　芸に生き、芸を継ぐ。三世、四世井上八千代の芸への執念をはなやかな舞とともに感動的に描く名作。北條秀司の作品で、昭和35年4月明治座で初演。京舞井上流三世井上八千代の芸への執念を描いた作品。主役の片山春子役は、八十二歳から百一歳までという高齢を演じ分けなければならない難役。


(あらすじ)
　大正8年の早春、井上八千代こと片山春子の家の中、静まりかえった稽古場の控えの間で、稽古でヘマをやり謹慎していた舞妓のまつ子が空腹と疲れで眠り込んでいた。そこへ、まつ子と同じ15歳で春子師匠の内弟子をしている愛子が、春子に内緒でおにぎりを持ってくる。春子は八十二歳とは思えぬ元気さで、門弟からは鬼と怖がられていた。そして十八年の歳月が流れた昭和12年、祇園歌舞練場の舞台では春子の百歳を祝う会が催され、会場はお祝い気分であふれていた。しかし楽屋では誰もが気をもんでいた。このあと春子が舞う事になっているのだが、気が変わりやすい家元のこと、果たしてどうなるか気が気でなかったのだ。
 主　催 　新橋演舞場　平成２6年11月新派特別公演
 公演開始 　2014/11/1
 作・演出 　北条秀司　作
　大場正昭・成瀬芳一　演出

『京舞』14年
Ｃａｓｔ
主な出演者 役　名
水谷八重子 片山春子
波野久里子 片山愛子
近藤正臣 杉浦
中村勘九郎 片山博通
- 高橋よしこ おきく
 - 伊藤みどり 松本佐多
 - 青柳喜伊子 おまき
 - 石原舞子 まつ子


鑑賞後の一言
　久しぶりの演劇鑑賞。中村勘三郎追善公演の一つ目が鶴八鶴次郎で二つ目の演目が京舞。新派の看板女優、水谷八重子と波野久里子が主演で京都の都踊りを指導した井上八千代の芸への執念を描いた作品は、８２歳と１０１歳を演じた水谷八重子がさすがのベテランの演技を魅せてくれた。劇以外にも間にあでやかな女性陣が京の踊りを舞ってくれ、楽しませてくれた。


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