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題 名 |
あ ら す じ |
| き |
霧の向こう側 |
高校時代の親友である立子と衿香は、インテリア・コーディネーターとファッション・コーディネーターとして、お互い励まし、競いあいながら第一線で活躍していた。しかし二人の行く手には、人間関係の罠や悪意に満ちた仕事への妨害など、思いがけない障害が次々と。 |
| つ |
妻たちの変身 |
四十代から五十代を迎えた女性たちが、鮮やかに変身、自分の人生を見事に充実させている。かつては価値観や人生目標が異なり、夫婦の意識のすれ違いで離婚が激増した。だが、今日活躍する妻たちからは意外な言葉が返ってきた。 |
| と |
東京駅で消えた |
建設会社部長の足取りは帰宅途中の東京駅で消えた。妻と部下は必死に探すが、やがて駅の霊安室で、死体となって発見。続いて構内のホテルの非常階段で若い女性の死体が。二人の死に共通点はあるか？ |
| ひ |
ひとすじの闇に |
華やかな室内に、無残な死体。殺された若い女性は、ダイイング・メッセージを残していたが。浮気、交通事故。身近な出来事の陰に、不可解な、ひとすじの闇の世界が。巧妙なトリックを駆使して、脆くも崩れ去っていく現代の虚妾、虚構の世相を描いたミステリー作品集。 |
| ふ |
二人の夫をもつ女 |
いつも通り上機嫌で出勤していった夫の謎の失踪。妻の祥子は混乱と絶望の中で夫を探す。そんな彼女に付き添い、慰めてくれるのは夫の上司里見。祥子は一人身の里見を新しい夫と思い、結婚を決意するまでになった。ところが・・。 |
| ら |
螺旋階段をおりる男 |
他人の目には理想のカップルだが、二人だけになると異常な嫉妬を露わにする弁護士を夫に持った妻の孤独な悩みと、終日妻への不信感に苛まれる男。現代人が直面する様々な疲労・倦怠・空虚と、一歩間違えれば悲劇が生まれる現代の恐怖を題材にした表題作ほか。 |
