読書録/森村誠一

読書録　森村誠一作品

更新日：2012. 12. 13

私が読んだ森村誠一作品一覧

	題　　　　　　名	あ　　　　　　ら　　　　　　す　　　　　　じ
あ	碧の十字架	深夜のコンビニに二人組み強盗が、アルバイト店員を刺殺して逃走。被害者の恋人は諦めきれず犯人の行方を追う。ある夜、車を走らせていた南雲は怪我をした記憶喪失の若い女性を助けた。南雲は旅先で消息を絶った妹の部屋を提供し彼女の記憶回復を待った。
あ	悪の山	長野県の工事現場から白骨死体と犬の骨が発見される。大町署と山岳警備隊が出動。白骨は山荘の管理人が５年前に山荘の売上金と共に失踪した島岡太一であることが分かった。雪のアルプスを舞台にした悪の前触れ。
あ	暗渠の連鎖	アベックを専門に襲う強盗強姦事件が相次いで発生。そして自分の娘が犠牲になった相模原署の捜査係刑事が他の被害者の男と娘の執念による追及で犯人を追い詰める。
あ	暗黒凶像	出張先のホテルで秋谷修一は悪夢によって目を覚ました。その凶兆は的中し、最愛の妹が同時刻に死亡。妹が最後に目撃した残像が自身の網膜に焼き付き、その残像に導かれ裏磐梯へ向かった秋谷。そこで記憶喪失の美女・中川詩織に出会い妹の死の真相に迫る手がかりが・・。
き	銀河鉄道殺人事件	行き先不明列車として人気を集めた「銀河鉄道Ｘ号」に乗り込んだ大学生は、恋人に見送られ上野駅を発ったが死出の旅となった。その夜彼は轢殺体と化してもう一人の乗客とともに北上川に浮かぶ。銀河鉄道が死神を乗せてきたかのように同夜、北の街で四件の殺人事件が続く。
さ	殺人の花客	新宿の高層ホテルの一室で男性の死体が。被害者は女性と宿泊する予定だったが形跡はない。代わりに見つかったのはカタセタムという日本では珍しいランの花粉。奇妙な手かがりを元に女性の行方を追う新宿署の刑事。
さ	砂漠の暗礁	新宿で助けた雅子という女と金沢はホテルで一夜を過ごしてしまう。翌朝女は消えてしまう。その夜、金沢の妻の愛人が新宿で殺されていた。金沢のアリバイを証明できるのは雅子という女だけだった。同じ頃雅子の夫も殺されていた。
し	死定席	転々と職を変えていた弦間康夫はいわゆる人生の落ちこぼれ。彼の唯一の強みは女。アメリカから帰国する飛行機で知り合った女は墨倉財閥の総帥の実の娘。この女をステップに人生の指定席に座ってやるとどす黒い野望が渦巻いた。
し	深海の迷路	一人歩きの女性を狙った「夜の狼」が出没し。通り魔の女性被害者と火災と家族惨殺の被害者の男が事件を追及。二つの事件と二組の男女が複雑に交錯し、背後には事件の思わぬ真相が隠れていた。
し	新幹線殺人事件	ひかり６６号で発見された刺殺体。被害者は関西の芸能プロの実力者。捜査本部は背後に万博の巨大な利権を巡る二大芸能プロの暗闘をつきとめ、有力な容疑者が浮かび上がる。だが犯行当時、容疑者はひかりに絶対に追いつけないこだまに乗車し、しかも二重三重のアリバイが。
す	砂の碑銘	痴漢の冤罪の男を証言で助けた志鶴子はその男の言葉に「故郷の訛り」が気になった。数日後その男は殺されその男の死には志鶴子の生まれてきた後の奇妙な家族関係に意外な謎が隠されていた。
せ	生前情交痕跡あり	ワンマン社長の女婿ゆえに屈辱的日々を送る野々村。ある夜珍しく時間が空いた野々村は新宿で一人の魅力的な少女に出会い、ベッドを共に。だがその夜同じホテルで情交の痕跡を残した女性の死体が発見され、同宿の男が野々村の名を騙って姿を消したため、窮地に。
た	タクシー	タクシードライバーは、深夜、一人の女を乗せる。だが、彼女は「佐賀県に連れて行って」と言葉を遺し、車内で死亡。女は何者かに胸を刺されていた。しかもその女性の遺族の懇願で、死体を乗客として、タクシーを走らせることに。
て	伝説のない星座	一日だけの海のデート。十三年前父が失踪し、孤独に生きる笛木がめぐりあった梢が蒸発。梢の妹とともに行方を追う笛木は、海の家の男が急死したことを知る。やがて事件は、思いもよらぬ十三年前の闇の出来事を浮かび上がらせた。
と	棟居刑事の東京夜会	平凡な日常を捨て、新しい人生への切り替えを計画していた三人の男たちが遭遇した殺人事件。その被害者の一人は、彼らのマドンナとも言うべき存在の女性であった。彼らは、棟居刑事ら捜査員の向こうを張って犯人を探り当て、復讐を試みる痛快無比の長編ミステリー。
に	人間の海	社長令嬢・かおりは何者かに命を狙われ逃げ込んだのは社会からドロップアウトし奇妙な経歴を持つ八人が住む梁山荘というアパート。八人はそれぞれの特技を生かして襲撃犯からかおりを守り始める。
ま	街	金色のネックチェーンをつけた女が、新宿の公園で殺された。被害者は、かつて歌手として一世を風靡した蓼科由里。新宿署の牛尾刑事は、以前、上京したばかりの由里を危機から救ったことがあり、ネックチェーンが伊豆の偽装心中事件の被害者のものと知り、愕然とする。
や	夜行列車	新宿発の夜行列車で信州へ一人旅に出たＯＬ。だが彼女は「樹齢八百年の金木犀を見に行く」という絵葉書を残し消息を絶つ。彼女の行方を追う父も金木犀の大樹の傍らで轢死。夜行列車で出会った医師・北里は二つの事件の背後に男女の存在を突き止めるが、その女性の死体が。
や	闇の掟	地上げ屋に狙い撃ちされた古いアパートに居座る三人の男。暴力団の跡目争いに巻き込まれた女子大生を凶悪なヤクザから守ることに。強者が弱者を喰う生存の法則が支配する暗黒で芽生えた人間の絆。社会派長編ミステリー。

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