９/１２（水）　ラスベガスから陸路でロスアンゼルスへ移動

　空港閉鎖が解けない中、現地旅行代理店手配でバスをチャーターして陸路でロスアンゼルスに移動することになった。　朝ホテル内のフードコートにあるバーガーキングで朝食をとりチェックアウトの手続き後７時４０分ロビーに集合してバスに乗り込む。　途中他のホテルからも同じ旅行社のツアー客をピックアップしてロスアンゼルスに向かう。　途中マクドナルドのドライブインで休憩した後１４時頃ロスアンゼルス・アナハイム地区のホテルに到着。　早速ホテル内の大きな集会室に同じ旅行社のツアーで来ていた人達がすべて集められ現地代理店による説明会が行われた。　テロの概要や日本の旅行社からの指示や今後の予定など説明があったが、いずれもはっきりしない口調で彼らもいろいろな情報が錯綜して混乱していて、明確な予定が立たないとのこと。　とりあえずホテルで夕食をとった後、近くを散策した。

夜１０時頃部屋でくつろいでいると代理店から電話が入り、明日の朝、急遽空港へ向かうことになったので翌朝チェックアウトの支度をしてロビーに集合との連絡。　本当に帰れるのかと半信半疑のままベッドに入った。

ロスアンゼルスへ向かう途中のドライブイン

ロスアンゼルス・アナハイムの宿泊ホテルのレストランで夕食

アナハイムの家電専門のスーパー

　９/１３（木）　空港閉鎖解けず、ユニバーサルスタジオ観光へ

　朝６時３０分にスーツケースを持ってホテルロビーに集合したが、代理店より今日も空港閉鎖が解けないと聞かされ、再び部屋にスーツケースを置いて、ロビーに戻る。　今日は帰国できないので、当初１２日に予定されていた１日観光に出かける手配をしてくれた。　ディズニーランドとユニバーサルスタジオ、ナッツベリーファームから希望するツアーを日本を出る前に申し込んでおり、我々はユニバーサルスタジオで１１人の小人数で小さいバンで出かけた。

　フリーウェイをダウンタウン方向に走ったが一番左のレーンは二人以上乗車している車の優先レーンで他のレーンが渋滞する中、我々のバンは比較的スムーズに進んだ。　いかに１人乗りの車が多いかがわかる。　通勤の足だから当然だが。　１０時頃ユニバーサルスタジオに到着し夕方５時頃まで自由行動となった。　あらかじめツアー会社の代理店の人が見るポイントや効率的な周り方を教えてくれていたので、ほぼその通りに周る。

　はじめにアッパーロットのスタジオツアーで解説つきのバスに乗って映画スタジオやセットをめぐる。　ジョーズ、バックトゥザフューチャー、ハムナプトラ、Ｕ51などユニバーサル映画で使用した有名な作品のセットがそのまま残されている。　またテレビドラマで使用している街や家のセットなども含め広い敷地に数多く作られていた。　次にバックトゥーザフューチュアーの映画に出てくるタイムマシンに乗り込む。　一台に６人しか乗れないがスクリーンの動きにあわせて乗っているマシンも激しく動くので、まるで本当に走っているようなスリルを味わった。　次に長いエスカレータに乗って下のほうにあるロウワー・ロットエリアのジュラシックパークに行くと話しに聞いていた水浸し覚悟で乗るボートがあり、それに乗り込み６５００万年前のジュラ紀へ。　巨大な恐竜から逃れ最後は２５メートルの高さから滝つぼに飛び込むようにボートが急降下して水の中へバウンドしたときに、ほとんどまともに水を浴びてしまいびしょ濡れとなる。　そのあとは、隣のバックドラフト館に入ると映画で見たバックドラフトの工場火災のセットが残っていて、撮影に使ったのと同じ火災を起こし館の中は火の海で暑くなる。　うまくしたもので、さっきびしょ濡れになったのが、ここで乾くようになっている。

ユニバーサルスタジオ入り口

スタジオや撮影セットを回るツアーバス

バック・トゥー・ザ・フューチャーの映画に使われたセット

バック・トゥー・ザ・フューチャーのデロリアンに乗って映像ツアーに出かける

アッパーロットとロウワー・ロットをつなぐエスカレーター

ジュラシック・パーク・ザ・ライドで滝から落ちて水浸し

バック・ドラフトの映画で使われた倉庫火災

今度日本でも上映予定のシュレックと記念撮影する旅行者夫妻

フランケンシュタインと記念撮影する旅行者

　バックドラフト館の火事を見た後、再びアッパー・ロットに戻ってランチを食べる。　ランチの後アッパーロットにあるいくつかのアトラクションを楽しむ。　ハムナプトラ(アメリカでは映画の題名がＭＵＭＭＹ)の館では映画に登場した死体や気味の悪いお化けのような人間がいる迷路を進んでいくが、時々は本物の人間が仮装して迫ってきたりする日本のお化け屋敷のような感じで、女性の悲鳴が多く聞こえた。　ターミネーター２館では３次元アドベンチャーの世界で入り口で借りるメガネをかけて映像を見ると、映画に出てきたターミネーターが目の前に迫ってきた。　ＥＴ館ではやはり映画で使用したセットそのもので中に入ると薄暗い木々に囲まれた森のセットがありＥＴに出てきた自転車を模した乗り物に乗って森の中を進んでいく。　ところどころにＥＴがいて我々に話しかけてくるよう。

　最後にケビン・コスナーが主演した映画「Ｗａｔｅｒ　Ｗｏｒｌｄ」に行く。　広い観客席はほぼ埋まりつつあり、我々の後にも続々観客が入ってくるが、演技する人達の一部が出迎え、通っていく人に竹筒のような水鉄砲で水をひっかけ知らん振りをする。　観客はそれを見ながら大笑い。　次から次へと入ってくる観客に同じことをするので笑いが絶えない。　しばらくするとショーが始まり、水の上に立つ古い建物やジェットスキーとボートを使用して映画のシーンのような手に汗握る迫力あるアクションが展開され、最後に正義が勝ちハッピーエンドに終わる。びっくりしたのは水上飛行機が建物の向こうから飛んできたこと。

　一通りアトラクションを見たので外に出て、隣接するショッピング街を覗いてスタバでコーヒーを飲む。　ハードロックカフェでＴシャツとか、お土産を買ったりして集合時間になったので集合場所に行きバスでホテルに帰る。

　１８時３０分頃ホテルに到着し２０時からの代理店による説明会に間に合わせるため、近くのチャイニーズバッフェで夕食をテイクアウトしてホテルの中庭のベンチで食べた。

　２０時からホテルの集会室にツアー客が集まり、現地代理店から状況説明と明日の予定について説明を聞く。　ツアー客はイライラが募って代理店の対応の悪さや説明が不明確なのでクレームが相次いだ。　結局代理店側も情報が錯綜していたり、日本の旅行社の指示通りにしか動けないの一点張りである。

邦題はハムナプトラ、アメリカではＭＵＭＭＹの迷路

Ｅ.Ｔ館で自転車の乗り物に乗って森を巡る

ケビン･コスナーの映画『ウォーター・ワールド』の水上ショー