イギリス旅日記－５

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５日目　世界文化遺産　バース、　オペラ座の怪人
　

パディントン駅へ
朝７時頃ホテルを出発し地下鉄で国鉄パディントン駅に向かう。　英国国鉄（British　Ｒａｉｌ）のターミナル駅は７つほどあるが方面ごとに出発駅は異なる。　バースやストラトフォード・アポン・エイボンなと西部方面の出発駅がパディントン駅である。　あらかじめインターネットで時刻を調べておいたが出発までまだ時間があるので駅の中にあるカフェで朝食をとる。　朝食後今度は自分たちの乗る列車がどのプラットホームから出るかをモニターで確認し４番線から出ることが分かったので早速プラットフォームに向かい既に入線している列車に乗り込んだ。

　

英国国鉄でバースへ

友人の話によると英国国鉄も民営化し路線ごとに違う会社に分割しているそうだ。　今日の我々の乗るバース方面の列車はGreat　Westernという会社が運行する列車である。　バースまで１時間２０分。　料金は２等の往復で一人￡６８と意外に高くてびっくり。　８時１５分発の列車は通勤客も多くほぼ満席。　途中駅は　ｓｌｏｕｇｈ　Ｒｅａｄｉｎｇ　Ｓｗｉｎｄｏｎ　Ｃｈｉｐｐｅｎｈａｍ。

　

お風呂の語源　Ｂａｔｈ　Ｓｐａ

ロンドンの西１８６㌔に位置するこの街は英語のバス(風呂)の語源となった街として有名。　バース・スパ駅を降りて１０分ほど歩いた所に有名なローマ浴場跡がある。　約２０００年前にローマ軍がこの地に進入した時に温泉を発見しローマ式神殿と共にこの浴場を作り現在でも毎日湯が湧き出ている。　生きている遺跡である。　街も上流階級の人々が訪れ一大社交場として栄えた名残が見られ、たくさんの美しいジョージ王朝様式のテラスハウスも残っている。

　

ロイヤルクレッセント

浴場跡から更に北へ１５分ほど歩くとコスチューム博物館があり１８世紀から１９世紀にかけて、それぞれの時代の洋服やドレスがたくさん保存展示されていた。　コスチューム博物館を出るとサークル状の交差点にサークル状にテラスハウスが建てられており更に西へ数分歩くとロイヤル・ヴィクトリア公園の広々とした緑地に隣接した優雅なロイヤル・クレセントの建物が見えてきた。三日月型に弧を描く建物は当時、上流階級の人々の住居として使われていたという。

　

ロンドンに戻る
浴場跡近くの地下のレストランでアメリカングリルというハンバーグや目玉焼き、フライドポテトをセットにしたようなランチを食べ予定より一本早い１３時５７分発の列車でロンドンに向かった。　１５時１７分パディントン駅に到着し地下鉄でピカデリーサーカス駅まで行き、駅近くのバーガーキングでひと休みして買い物に出かけた。　ピカデリーサーカス通りを西に行ったところに紅茶の有名なフォトナム・メイスンやリージェント通りにあるリバティー、アクアスキュータム、バリー、スコッチ・ハウスなどを覗いてみた。

ローマ風呂跡近くのみやげ物店

オペラ座の怪人
ロンドンの友人に予約してもらっていたミュージカル「オペラ座の怪人」を見るため、ピカデリーサーカスから南に５分ほどのところにある劇場ハー・マジｪスティーに向かう。　既に開演２０分前で我々の席はアッパークラス(２階)で２階専用の入口から入ると途中休憩に飲むドリンクの予約販売があったので、会社の友人からのアドバイスどおりお金を払って注文してから席についた。　２階席の前から３列目のほぼ中央でなかなか良い席であった。　１９時４５分に開演した。　ミュージカルは始めての鑑賞であったが、変化のある舞台装置や生演奏の音楽、そして演じる人が舞台だけでなく２階席あたりまで動いてくる演出などで素晴らしいものだった。

　

ハー・マジェスティー・シアター

シアター２階席
途中休憩で予約していたドリンクをバーまでとりに行ったが自分のドリンクが見当たらず戸惑っていると先に飲んでいた婦人があそこにあるよと教えてくれた。親切なイギリス人に感謝。　後半も終わり最後に出演者が一同に並び観客に挨拶するが主役が一番最後に登場するとより大きな拍手でつつまれた。　何年も同じ劇場で同じ演技をするのだから大変な事だと感心してしまう。

　

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