ドイツ・スイス・パリ旅日記−第6日目（モン・サン・ミシェル）


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　９/１０（木）　モン・サン・ミシェル観光（フランス　ノルマンディー地方）


旅行６日目（フランスでは２日目）は、世界遺産のモン・サン・ミッシェル観光です。

朝７時４５分にツアーバスでホテルを出発し、高速道路を一路、ノルマンディー地方のモン・サン・ミッシェルに向かいます。片道４時間半のバス旅となります。遠いです。

途中サービスエリアでトイレ休憩をとり、お昼の１２時を過ぎた頃、モン・サン・ミッシェルの近くまで来て、昼食のためレストランに入りました。この地方の名物料理はオムレツです。

かつてモン・サン・ミシェルが、純然たるカトリックの聖地であった頃、優しい笑顔で、疲れ果てた巡礼者たちを自身の宿屋に受け入れながら、なんとかこの人たちのお腹を早くいっぱいにしてあげられる料理はないものかと思案。おいしく、手早く作れて、お腹を満たすもの。おかわりさえも、簡単に出してあげられるもの。彼女がその答えとして出した料理オムレツは、そのままプラ−ルおばさんのオムレツとして伝説と化し、有名になったそうです

このオムレツ、コースとしてはアントレ扱いで前菜に当たります。
たしかに姿は巨大ですがじつは卵白の泡でスポンジ状に焼かれた非常に軽いもの、味も軽めです。

大きなオムレツを持ったお店の人が、少しずつスプーンで分けながら、我々のお皿に乗せてくれます。
あっさりした味ですが伝統の料理を味わって食べました。

　


昼食後、再びツアーバスで向かい、やがてモン・サン・ミッシェルが大きく見えてきました。

モン・サン・ミシェルはサン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院。切り立った岩山に最初に教会が出来たのは9世紀頃、今から約1200年前。ベネディクト派の修道院が作り始められるのが12世紀。

ロマネスク様式の半円アーチと大きな壁面が特徴の重々しい、中央の寄宿舎に当たる部分。周りを取り囲む形で建てられた礼拝堂などの建物や回廊はゴシック様式の壮大なもので13世紀以降に建てられ、その後18世紀には一時荒れ果てて住む人もなくなり、牢獄にまでなりました。

19世紀も終わりになってから政府は歴史的な建物として保存に乗り出し、標高80メートルにも及ぶ尖塔が最後に追加され、ようやくモン・サン・ミシェルは現在の姿になり、りっぱによみがえったのです。この間、建造が始まり完成するまでなんと約900年の月日がかかったそうです。

昔は引き潮の時に現れる陸橋で渡れるようになっていましたが、現在では道路が出来て潮の干満に関係なく渡れるようになりました。

このあたりが、撮影スポットしてベストポジションなので、バスを停めてくれて撮影タイムとなりました。
添乗員のＫさん（左端）と一緒に記念撮影をしました。

　

　


手前での撮影タイムが終わり、再びバスに乗り、モン・サン・ミッシェルの前まで来ました。

モン・サン・ミシェルの前は観光バスの量が半端ではないです。世界中から観光客が訪れます。日本のツアーだけでも５〜６組会いました。

添乗員さんと一緒に中に入ります。入ってすぐのところには大砲もありました。

写真左のこの入口はよく映画などで見る中世のお城に見られる跳ね上げ式の王の門とその右が王の塔。

モンサンミッシェルの内側は、牢獄として使われた過去を物語るように、床、壁、天井が石ばかりで作られ装飾のない空間が続いている。中に入ると中世にタイムスリップしたかのような雰囲気です。

　



左の写真は教会堂のルートを抜けて、テラスを見上げる位置から見た教会堂。塔の先端には大天使ミカエル像があります。

中央の写真は修道院最上階のテラスで一般観光客が入れる最も高い場所もここ。正面が修道院の教会です。

右の写真は礼拝堂。正面に祭壇があり、その手前右側の見えない位置にパイプオルガンがあります。

　



寺院の内部に中庭があり、その周りを回廊が囲んでいる。厳しい修業の合間に、安らぎの空間として利用されたものだという。

　




内部の主な建物や部屋を見学して、最後に一階の出口付近に下りてくると、塔の先端にあるのと同じ大天使ミカエル像がありました。

右の写真、グランド通りは狭く人がいっぱいです。この両側にはお店が並んでいます。

　





モン・サン・ミッシェル内部の観光を終えて外に出ると、観光バスの多さにあらためてびっくりです。

そして、最後にもう一枚撮影してモン・サン・ミッシェルをあとにして、また一路４時間半かけてパリのホテルに戻ります。

　





モン・サン・ミシェルを出発して２時間ほど走ったところで、サービスエリアで休憩です。

写真は休憩したガススタンドの価格表が表示されています。果たして、日本と比べると？

　



ツアーバスは夜９時頃ホテルに到着し、ホテル内のレストランで遅い夕食を食べました。

フランスビールで旅行最後の食事に乾杯。
夕食のメニューはエスカルゴの前菜とチキン料理。そしてデザートのプリンケーキ。

この日は往復の走行だけで、９時間を要しましたが、映像で見ていた世界遺産を堪能できたので、満足でした。

　

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