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今年５回目のＲ隊ハイクは、山梨県の精進湖から歴史のある中道往還を通って三方分山という山に登りました。 荻窪駅前から朝６時２０分にＸＴＲＡＩＬ号で出発。　中央道を順調に走り、河口湖ＩＣから国道１３９号を通り本栖・精進湖方面に進み０８時２８分、精進湖畔他手合浜の県営無料駐車場に着き、そこに車を停めました。

富士山が目の前に見える県営無料駐車場から登山開始。　湖畔沿いの車道を富士山を右に見ながら、しばらく進みます。 １５分ほどで精進バス停のところに来て、そこから左に曲がると、精進集落に入っていく道が続きます。 精進集落は、かつて駿河と甲府を最短で結んだ中道往還の宿場町で、今でも古い家並みが見られます。 途中にあった茅葺の古い家は今では廃墟ですが当時の面影を残しています。 【中道往還とは】甲斐と駿河を結ぶ三つの街道にあってその真ん中に位置したことからその名がある。

人家がなくなると大きなダムのようなコンクリートの壁に突きあたりますが、その壁は大きな堰でした。 手前の木には登山者名簿を入れる箱が取り付けられています。 堰の手前の丸太橋を渡って進みます。

沢を渡り返しながら上流に登って行き、０９時５５分、コースポイントの女坂峠に着きました。 ここは中道往還の中でも難所の一つと言う事で難の字を含む阿難坂と呼ばれたようです。 ここにはいくつかの首が落ちた数体の石仏がありました。

女坂峠を過ぎて一旦下ったあと、急登が続きます。 途中視界が開けたところがあり、そこから富士山を眺めながら一休みです。

１０時４５分、三方分山の山頂に到着しました。 左手が開けていて、富士山が見えます。 山梨百名山の三方分山。　標高１４２２ｍ。 三方分山の名前は八坂、精進、古関の三村が境にするところから名付けられたものと言います。 手前は今登ってきた道。　右奥方向はこれから進む精進峠～パノラマ台方面。

山頂は富士山側だけ開けていて富士山が真正面に見えます。 ここから見る富士山は手前に大室山を抱えるような感じなので、子抱き富士と呼ばれています。

壊れて外れてしまっている道標を手に持って記念撮影です。 山頂で富士山を見ながら昼食タイムです。 暖かい日差しの下、いつものパターンでランチを楽しみました。眼下には精進湖も見えています。 予定より早めに着いたので山頂ではゆっくりと休み、１２時０５分、下山を開始しました。アップダウンを繰り返しながら進みますが北斜面なので、少し雪が残っています。

山頂から下り始めてしばらくすると三角点を見つけました。 ガイドブックの地図を見ると精進山のようです。 山頂標識も何もなく、山頂らしさもまるでないところです。 周りを見渡すと小さな社がありました。 一応、一つの山座なので紙に山の名前を書いて記念撮影しました。ボールペンで書いたので写真ではほとんど見えないので、あとでフォトレタッチで記載しました。

１２時４５分、コースポイントの精進峠の分岐に来ました。 ガイドブックのコースではこのまま進みパノラマ台を経由して下りるコースですが、以前パノラマ台には行った事があるので、この日はスキップして、ここから精進湖に下りることにしました。

精進峠から精進湖に下る道は急こう配が続き滑りやすく歩きにくい道でした。 またあまり人が通らないのか、はっきりした道ではなく赤いテープなどを頼りに下りて行きました。 精進湖の近くの人家があるところまで下りてくると、車好きの市太郎隊員が、かなり古い時代のボンネットトラックを見つけ、興味深く眺めていました。

１３時４０分、精進湖まで下りてきました。 朝、車を停めた県営無料駐車場の目の前です。

しばらく精進湖の湖岸近くでと富士山を撮影しながら一休みしました。 写真は北東側から見る子抱き富士です。

富士山に別れを告げて、１３時５５分、帰路に着きます。 帰りの中央道も順調に走り、途中いつもの談合坂で休憩して１６時００分に荻窪駅前に戻ってきました。 この日は天気がよく気温も高く暖かい日差しの中、久しぶりのハイクが楽しめました。 隊員の皆さま、お疲れ様でした。

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