済州島旅日記−5（済州市内観光-4 ）

済州島旅行３日目の朝、ホテルロビーに掲示されている今日と明日の天気や温度情報を見ると、この日は雨。　気温は１５〜２０度。ホテルのレストランでバイキングの朝食を食べたあと、ゆっくり目の９時出発。今日はドラマ「チャングム」のロケ地に行く予定でしたがロケ地は海岸の岩場で雨だと足元が危ないので中止となり代わりに 西帰浦市にある植物園にやってきました。ところが、植物園の駐車場は例の修学旅行生のバスが何十台も先に到着していて、我々のバスはもう入れません。そこで、植物園は後で寄ることにして、同じ場所から近くの滝を観に行くことになりました。
左の写真、 橋の手前には「天帝楼」と呼ばれる8角の楼閣が建てられていて、見晴台になっている。写真中央と写真右の仙臨橋から渓谷と滝が見えます。仙臨橋を下から見るとアーチ型の橋で、赤い橋の側面に白く見えるのは、美しい七人の天女像の彫刻。七仙女と呼ばれる仙臨僑は天帝淵と中文観光団地に続く橋で長さ128メートルにもなります。天帝淵瀑布は済州島最大の三段滝で、神に仕える７人の天女が夜ごと降りたち、こっそり水浴びをしてまた天に昇って行くという天女伝説が残っているとか。
天地淵瀑布を観た後、ツアーバスで移動し、西帰浦オレ市場にやってきました。西帰浦市最大の市場で苔、塩辛、惣菜、水産物、ハンラボン、みかん、天恵香、乾物、キッチン用品、キムチの材料などが、おばちゃんたちによって売られています。中央の写真、このお店はキムチの材料を売るお店。　トッポギを売っているお店でガイドさんが我々全員にトッポギを買って御馳走してくれました。あつあつで、すこし辛くて、もちもちで、おいしく頂きました。
オレ市場の後は、薬泉寺にやってきました。まだ朝からずっと雨が降り続いています。李朝初期の仏教建築様式で建てられた大寂光殿（テジョックァンジョン）は高さ３０ｍ（８〜１０階建てのビルの高さに相当）、延べ面積３３０５平米に及び、単一寺院としては東洋一と言われています。法堂の正面には国内最大の高さ５ｍの主仏・ビロザナブルが４ｍの台座の上に安置されている。いかにも韓国のお寺らしく彩色された大きな楼閣が左右に建っています。正面から、向って右の楼閣には太鼓が、左の楼閣には鐘が吊るされています。写真は右側の楼閣。
薬泉寺を観光した後、朝入れなかった如美地植物園に、再びやってきました。今度は修学旅行生の団体もほとんどいなくなり、すんなり入れました。ドーム式の中央部に階段とエレベータがあり上に上がれます。広い館内には、いろいろなエリアがありますが、右の写真は熱帯植物エリア。下の方がとっくりの形に似ている変わった木、細い足が何本も生えている木もありました。サボテンエリアにも何種類ものサボテンが。つりがねのような花も。水に浮かぶ綺麗な花も。いろいろな植物が見られます。 　植物園の中で４０分ほどフリータイムの間、いろいろな植物を観て回りました。室内でこんなに広いスペースにたくさんの種類の植物がみられるようになっていますが、日本にはこんなに広い室内植物園はないのでは。また室内なので雨の日の観光にはもってこいの場所です。
植物園の観光を終えて昼食タイム。この日のメニューはキジ鍋。このレストランには射撃の写真が多く飾られていますが、射撃場も併設されています。昔は近くで撃ったキジをそのまま、このレストランで料理して食べたのは薄く切ったキジの肉。色は違いますが、まるで、ふぐちり、のような。そして、しゃぶしゃぶしながら、食べ、最後におじやでしめました。キジの肉は、たぶん生まれて初めて食べたと思いますが、なかなか、美味でした。昼食を食べたあと、ロッテ免税店とみやげもの屋に立ち寄ってから、空港に向かいました。
乗り入れ便が少ない済州国際空港は空いていて、短時間で搭乗手続きが完了。ガイドさんともお別れして中に入りました。出発ロビーには免税店がたった１軒だけ。市内の免税店で購入したものは、ここで受け取ります。搭乗ゲートの数も少ないので大きい空港のようにゲートまでの移動時間はかからないので、楽です。 　１８時１０分発のKE・JL共同運航便に搭乗します。離陸後、すぐに簡単な夕食がでました。約２時間のフライトなので、夕食も１種類、温めなくても食べられるちらし寿司です。あっという間に成田に到着しました。 　◆旅を終えて―済州島で感じたこと◆ 　1.　桜の木が多かった 　2.　ホテルや観光地のトイレにウォシュレットが多かった。他の外国では、あまり見たことがない。 　3.　コンビニは、やたらとファミマが多かった 　4.　風が強いところなので、日韓ワールドカップで使用されたサッカー場のグランドは風に影響されないように地下に作ってある　　5.　ドラマのロケ地がいたるところに、数多くある 　6.　１年中ミカンを栽培している。(韓国では済州島だけしかミカンがとれない)。