ロシア旅日記−４（血の上の教会と聖イサク寺院/サンクトペテルブルグ）


旅程と訪問国概要 ロシア旅行トップ 旅行の部屋 トップページ
前に戻る 次へ進む

　血の上の教会観光

　ロシア旅行2日目、ペテルブルグ市内観光その３

　エルミタージュ美術館で簡単なランチをとったあと、バスで移動し、血の上の教会にやってきました。

　血の上の救世主教会は、ロシア正教会の聖堂。公式名は、ハリストス復活大聖堂。１８８１年３月、皇帝アレクサンドル２世が爆弾テロにより暗殺されるという事件が起こりました。この教会は、アレクサンドル２世を弔うためにその現場に建てられたもので、「血の上の教会」とも呼ばれます。教会内部には、事件現場の石畳がそのまま残されているそうです。

　ここは博物館なのでそのままでよいが、寺院に入るときには、女性は髪を隠すようにスカーフか帽子を被ること、男性は反対に取ることと指導された。

　中世以来のロシア正教の建築様式でつくられているとのことで、カラフルなたまねぎ型の屋根を持ち、いたるところがモザイクで装飾されています。我々日本人からロシアの教会や寺院はデザインがあまりにも奇抜でディズニーランドのお城のように感じます。



　

　血の上の教会の中に入ると、高い内部の柱から壁そして天井に至るまで全てに綺麗なモザイク画で飾られています。

　


　

　ここで一番重要なのが中央の丸い天井画。

　全能者ハリストス（キリスト）と大天使が描かれている。

　シャンデリアは、純銀製だったが、ここにあるのはレプリカ。本物はスターリンが売ってしまったのだそうだ。

　教会内の豪華絢爛で美しいモザイク画に圧倒され、カメラのシャッターを押し続けました。
 



　 床にもモザイク画が描かれている。

　北の壁には、キリストのいろいろな奇跡が描かれ、南の壁には、キリストの誕生に関わるモザイク画がある。

　東側は、ロシア正教にとっては祭壇の向いている方角になる。 つまりは太陽の昇る方である。祭壇の左には必ず聖母子が、右にはキリストがいる。




　血の上の教会内部を見学したあと、入ったった門とは反対側にある門から外へ出ました。そちらの面も教会の外側の壁もモザイクで埋め尽くされている。

　ガイドさんの説明によるとどちらが正面ということではなく、両方とも正面と考えて良いのだそうだ。

　教会を出て、運河沿いに歩いて行きました。


　

　




　聖イサク寺院観光

 

　再び聖イサク寺院に戻り中を観光しました。

　朝一番は時間が早くて入れずに外から外観を撮影した聖イサク寺院。あらためて、中に入ります。

　大きな扉が西、北、南の3ヶ所にあり1枚10tもあるそうです。大きく重厚な扉に装飾が施されています。

　その右手が入口となっていて、そこからイサク寺院に入場しました。




　聖堂の建設は1819年に始まり、実に40年もの歳月を費やして出来上がったそうです。高さ102ｍ、面積が800平方メートルにもなる聖堂。

　世界最大級の聖堂というだけあって、中は驚くほど広く高さもあり、綺麗な装飾を含め圧巻だった。
 




　天井ドームの内側にも聖人たちの像や絵が綺麗に配置されています。

　中央天井のドームの内側を見上げると、窓から光が入り明るくなっています。





　聖堂の東正面にキリストの復活を描いたステンドグラスが見えますが、ロシア正教の寺院ではあまりステンドグラスは使われず珍しいとのこと。

　まわりにはパウロ、エカテリーナ、アレクサンドル、ネフスキー、聖母子、キリスト、イサク、ニコラス、ピョートルの聖人たちの絵が飾られています。
 

　１７時頃聖イサク寺院内部の観光を終えてこの日の観光を終えツアーバスで移動し夕食会場に向かいました。

　市内のレストランで夕食です。例によって、添乗員とロシア人ガイドが飲み物の種類と値段を教えてくれて、一緒にオーダーをしてくれます。我々は現地のビールを頼みました。ビールはだいたいどこの国でも抵抗なく飲めます。

　料理のひとつは水餃子のスープ。中華料理に近いのでおいしかったです。そして、炒めたライスにあんかけ風のものがのった料理。まずまずでした。

　ホテルに到着後部屋には入らずすぐに隣のスーパーへ行きました。チョコレートやウォッカなど空港や土産物店よりも安く買えました。


　ロシア旅行２日目、もりだくさんのサンクトペテルブルグ市内観光を終え２０時頃ホテルの部屋に戻りました。


旅程と訪問国概要 ロシア旅行記トップ 旅行の部屋 トップページ
前に戻る 次へ進む