8月の映画−5 「セイブ・ザ・ラスト・ダンス」
鑑賞日: 2001. 8. 31
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少女は見知らぬ街で恋を知った。 夢へのステップ。 踏み出す勇気をあなたがくれた。 |
I n t r o d u c t i o n 何よりもバレエを愛するサラは、名門ジュリアード音楽院への大切なオーディションの最中に母親を交通事故で失ってしまう。自分のせいで母を亡くしてしまったと思い込んだサラはバレエをあきらめ、幼い頃に別れたミュージシャンの父親ロイと共にシカゴに住み始めるが、そこで待っていたのはまったく新しい学校生活。数少ない白人生徒であり今までとは全く違う生活環境に戸惑うサラだったが、そんな彼女を地元のヒップホップ・クラブに連れ出したのは、同級生のシェニールと弟のデレクだった…。 |
C a s t & S t a f f ジュリア・スタイルズ ・・・・・・・・・・・・ (バレーを愛す サラ) ショーン・パトリック・トーマス ・・・・・・ (サラを勇気付ける黒人 デレク) ケリー・ワシントン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (デレクの姉 シェニール) フレドロ・スター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (デレクの悪友 マラカイ) 監督/トーマス・カーター |
Profile of Hero/Heroin
Julia Stiles マンハッタンで生まれ育ち、99年にプロフェッショナル・チコードレンズ・スクールを卒業した。いま最も注目され、その実力を高く評価されている新進スター。11歳から舞台で仕事を始め、『デビル』(97)でハリソン・フォードの娘役として映画デビュー。98年のサンダンス映画祭に出品された、マイケル・スタインバーグ監督のサスペンス『Wicked』(98)で初めて主演し、父親に執着する卓熟な10代の少女役で鮮烈な印象を残した。 主な出演作にはシェークスピアの原作を基にした、ティーンズ版コメディ・ドラマ『恋のからさわぎ』(99・未)、イーサン・ホークとビル・マーレイが共演し現代ニューヨークを舞台に翻案、2000年サンダンス映画祭で初公開された『ハムレット』(00)、『オセロ』のまったく新たな改作である『0』(01)の3作品がある。さらにデビッド・マメットの『State S Main』(00)にも出演している。
Sean Patrick Thomas スラム出身だが、知的で情熱的なデレクという難役を見事にこなしたハンサムな黒人スター。主な出演作には、『待ちきれなくて…』(98・未)、リース・ウィザースプーン、ライアン・フィリップと共演した『クルーエル・インテンションス』(99)。エドワード・ズウィックの戦争ドラマ『戦火の勇気』(96)では、メグ・ライアンと共演し,湾岸戦争の海兵隊員を演じた。 デラウエア州ウィルミントンで育ち、ユニバーシティ・オブ・ヴァージニアに進むまで演技には何の興味もなかった。専攻は英文字だったが、カウンセラーに薦められてパフォーミング・アーツも専攻に加えた。さらに、ニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツで、さらに演技力に磨きをかけ、芸術修士号を取得している。二ューヨ-クの舞台でプロとして仕事をし始め、パブリック・シアターなどに出演している。 |
Production Notes
「ヒップホップは貧しい者たちの間、社会の底辺で生まれた。そしていくつかのカルチャーが混在している。まずは、そのビートで分かるように、レゲエの大きな影響がある。それにすごく都会的で、ストレ-トの言葉をそのまま反映している。必ずしも洗練された歌詞とは言えないけど、粗削りな”優雅さ”みたいなものがある。とにかく、勢いを感じるんだよ」と監督のトーマス.カーターは語る。
『セイブ・ザ.ラストダンス』企画の経緯について、プロデューサーのジョン・マッデンはこう語る。「口パート・コートと私は、最近では廃れはててしまったジャンルの映画を観ることから始めたんだ。 その中で目を奪われたのが、ダンス映画だった。 70年代後半から80年代前半にかけて、世界を席巻した『サタデー・ナイト・フィーバー』、『グリース』、『フットルース』、『フラッシュダンス』…。当時、ダンス映画は大ブームだったにも拘わらず、最近ではあまりこのテの作品は作られていないだろう? だからチャレンジしたいと思った。それともうひとつ、人種を越えて愛し合った二人(特に若者)がその障害にどう向き合うかという問題を扱って見たかったんだよ。
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鑑賞後の一言 ダンスをテーマにした作品はいくつか観ているが、何故か感動ものが多い。『ダンサー・インザ・ダーク』、『リトル・ダンサー』と観ているがこの作品は後者にやや近いがシチュエーションはまったく違い黒人が大半を占める学校に転向した女子高生が同級の一人の黒人男性と出会いヒップ・ポップという新しいダンスの世界を通じてあきらめていたバレーへの夢に再挑戦するというやや感動ものの映画であった。 |