3月の映画 - 3
鑑賞日: 2004. 3. 27
恋愛適齢期


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なぜ、年齢(とし)が恥ずかしいの?

I n t r o d u c t i o n 

名優ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの豪華共演による中年男女のラブ・コメディ。30歳以下の女性にしか興味のない初老の独身プレイボーイと劇作家の中年独身女性、ひょんなことから恋に落ちた2人を軸に、青年医師も加えた大人の恋愛模様がユーモアとペーソスを織り交ぜ展開する。監督は「ハート・オブ・ウーマン」のナンシー・マイヤーズ。

上映時間: 2時間8分
制作国 : アメリカ 2003年
日本公開: 2004.3.27
原  題 :SOMETHING'S GOTTA GIVE
ジャンル: コメディ/ロマンス


 

C a s t  &  S t a f f

 ジャック・ニコルソン ・・・・・・・・・・・・・・・ (会社経営者 ハリー・サンボーン
 ダイアン・キートン ・・・・・・・・・・・・・・・・ (劇作家 エリカ・バリー
 キアヌ・リーヴス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (医師 ジュリアン・マーサー
 フランシス・マクドーマンド ・・・・・・・・・・ (エリカの妹 ゾーイ)
 アマンド・ピート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (エリカの娘 マリン)
  
 監督・脚本/ ナンシー・メイヤーズ

 

Profile of HeroHeroin

 
Jack Nicholson
 1937年アメリカ/ニュージャージー州ネプチューン生まれ。17歳で母、ジェーンとカリフォルニアに渡り、MGMに入社。動画部門などで働く。やがて演技の勉強を始め58年、“Cry Baby Killer”で映画デビュー。以後、ロジャー・コーマンの下で映画制作に参加。役者、脚本、製作者など映画に関するさまざまな仕事を学ぶ。69年、「イージー・ライダー」でアカデミー助演男優賞にノミネートされ注目され、現在まで主演、助演賞でノミネートされること合計11回。75年の「カッコーの巣の上で」と97年の「恋愛小説家」で主演男優賞受賞。83年、「愛と追憶の日々」で助演男優賞受賞と燦々たる成績を残す。

Diane Keaton

1946年アメリカ生まれ。学生の頃から演劇に熱中し、NYのネバーフット・プレイハウスで演技を学ぶ。69年「ヘアー」のブロードウェイ公演に主役としてデビュー(この頃ウディ・アレンと知り合い、舞台「ボギー!俺も男だ」で初共演している)。翌年「ふたりの誓い」で映画デビュー。72年、「ゴットファーザー」でマイケルの妻役を演じて注目されるように。その後ウディ・アレンとは公私に渡るパートナーとして彼の作品に出演。その間に彼女は女優としての素質を磨かれ、名実共に個性派女優の名に恥じない演技力を身に付けるのだった。アレンとの私的な関係を断って以降、ウォーレン・ビーティやジャック・ニコルソン、アル・パチートと親しい仲になったが結婚はせず、更に自分の演技の糧として飛躍を見せ、87年には「ダイアン・キートンの ウェルカム・トゥ・ヘヴン」で監督業にも進出。写真家としても2冊の写真集を出版している。


Keanu Reeves

カナダのトロント育ち。マサチューセッツ州レノックスでシェイクスピア・カンパニーの「テンペスト」に出演、まず舞台で俳優としての仕事をスタート。ロサンゼルスに移住し、『リバース・エッジ』(87)で注目を集めた後、『危険な関係』(88)、『ラジオタウンで恋をして』(90)などに出演。94年のメガヒツト「スビード」で人気が沸臆。以来、SFスリラー『JM』(95)、『翼の上で散歩』(95)、『チェーン・リアクション』(96)、『フィーリング・ミネソタ』(96)、『デイアポロス 悪魔の扉』」(97)、『リプレイスメント1(00)、『ザ・ウオッチャー』(00)と快進撃が続いている。『マトリックス』(99)では3720万ドルというオープニンク新記録を樹立。その他の代表作に『ハートブルー』(91)、『リトル・ブッダ』(93)、『から騒ぎ』(93)などがある

The Director


 監督のナンシー・メイヤーズは1949年アメリカのペンシルバニア生まれ。脚本家/製作者としてのメイヤーズの最初のヒット作は元夫のチャールズ・シャイアーとともに共同脚本、共同製作を手がけたゴールディ・ホーン主演作『プライベート・ベンジャミン』(80)。世界中で1億5千万ドルを記録する大ヒットとなった『プライベート・ベンジャミン』。その後、『ペーパー・ファミリー』(84)の脚本、製作総指揮を務め、続いてダイアン・キートン主演のメガヒットコメディ作『赤ちゃんはトップレディがお好き』(87)や世界中で大いなる共感を呼んだ『花嫁のパパ』(91)、『花嫁のパパ2』(95)の脚本、製作も務めている。、最近ではメル・ギブソン、ヘレン・ハント主演で興行的に大ヒットを収めたロマンチック・コメディ作『ハート・オブ・ウーマン』(00)を手がけている。

Production Note

 
味わいある格調高いハンプトン・ビーチの別荘はカルヴァーシティにあるソニーピクチャーズスタジオの第26ステージに建築された。スタジオに作られたのはエリカがハンプトンに所有するスタイリッシュな休暇用の別荘で、撮影のほとんどがそこで行われ、役者たちの演技がより活気に満ち、リアルに映し出される環境を提供することになった。
エリカの別荘はサウスハンプシャーに実在する家を参考にしただけでなく、外観の撮影も行なわれるスケジュールになっていたために、メイヤーズ、ハットマンそしてスタッフたちがハンプトンを訪れて目にしたものからも着想を得ている。家の中のさまざまなもの、たとえば布地、ソファ、絵画、写真、壁に掛かっている記念の品々、お皿、キッチンの棚に並べられた食器などはどれも‘本物’のように見えるが、実際にどれも本物が使用されているのだ。

ウエストコーストでの撮影が終了するとメイヤーズと製作チームは東海岸へと向かい、『恋愛適齢期』の大半の撮影が行なわれる場所、つまり‘ハンプトン’として知られる美しい東ロング・アイランドの地へと上陸。そして3週間にわたり、自然の美しさと特別な上品さをもつ街の特色をフル活用して撮影が行なわれた。撮影の多くはフライング・ポイント・ビーチで行なわれている。サウザンプトンとウォーター・ミルといった地域にあるフライング・ポイント・ビーチはアメリカ大陸を一望できる美しい砂浜がかなたまで広がり、一流のビーチハウスが点在し、さらに砂丘の上には背の高い芝生が生い茂っている魅力的な場所。

 
           (以上 パンフレットその他から引用)

 

鑑賞後の一言
 ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの両ベテラン俳優がさすがに熟練した演技、とりわけ微妙な心と感情の起伏を見事に演じているという印象をもった。 この二人の存在には、たとえキアヌリーブスでも影が薄い若手俳優と言った感じを受ける。 ジャック・ニコルソンは顔は悪役風だが、なんとも母性本能をくすぐる魅力があると思うし、歳をとっても色気がある。 一方のダイアン・キートンもその抜群のスタイルのよさとスレンダーさ、そしておしゃれな服装に年を感じさせない魅力を感じた。 コメディタッチの中にも時折涙を誘う場面もあり、楽しめる映画である。


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