I n t r o d u c t i o n 

C a s t  &  S t a f f

　　トム・クルーズ　・・・・・・・・　（犯罪予防局のチーフ、ジョン・アンダートン）

　　サマンサ・モートン　・・・・・・・・・　（プリコグ（予知能力者）のひとり、アガサ）

　　コリン・ファレル　・・・・・・・・・・・・　（司法省のダニー・ウィットワー）

　　マックス・フォン・シドー　・・・・・　（犯罪予防局の局長、ラマー・バージェス）

　 監督／スティーブン・スピルバーグ

Profile of Hero／Heroin

　
Tom Cruise

1962年ニューヨーク州生まれ。 81年に「エンドレス・ラブ」や「タップス」で映画に出演するようになって以来、エンターテインメント業界で素晴らしいキャリアを誇る。　ゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされた「卒業白書」（83）の演技でスターダムへの道を登り始め、エース飛行士を演じた「トップガン」（86）の大ヒットで、ハリウッドにおいてスターの地位を確立。　アカデミー賞作品賞他4部門を受賞した「レインマン」（88）、「ハスラー2」（86）をはじめ、「レジェンド／光と闇の伝説」（85）、「カクテル」（88）、「デイズ・オブ・サンダー」（90）、「遥かなる大地へ」（92）、「ザ・ファーム／法律事務所」（93）、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」（94）などに出演。　「7月4日に生まれて」（89）で初のアカデミー賞主演男優賞ノミネート＆ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞を成し遂げ、93年には再び「ア・フュー・グッドメン」（92）でゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、演技面でも高い評価を受けた。
　

Samantha Morton
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1977年イギリス・ノッティンガム生まれ。劇場映画デビュー作は、カリーヌ・アドラー監督の「アンダー・ザ・スキン」（97）。　この作品でボストン映画批評家協会賞の主演女優賞やイギリスのイブニング・スタンダード賞の主演女優賞＆新人賞をダブル受賞し、イギリス・インディペンデント映画賞では主演女優賞にノミネートされた。その他、ルパート・グレイブス共演でイブニング・スタンダード賞の主演女優賞を受賞した“Dreaming of Joseph Lees”（99）、“The Last Yellow”（99）、“Jesus’Son”（99）、“Pandaemonium”（00）、“Boswell for the Defense”（01）、“Eden”（01）などに出演。　主なTV映画は、主役のジェーン・エア を演じた“Jane Eyre”(97)、BBC製作の『トム・ジョーンズ』(97/V)、ジェーン・オースティンの小説を原作にしケイト・ベッキンセールが主役のエマを演じた『Emma』(97)などがある。

The Director

監督のスピルバーグは1946年12月18日オハイオ州シンシナティー生まれ。ニュージャージー州とアリゾナ州の郊外で育ち、幼い頃から写真に熱中。高校卒業までに数編のアマチュア映画を監督。カルフォルニア州立大学ロングビーチ校に入学した後、69年に短編“Amblin”がアトランタ映画祭で上映される。これをきっかけにユニバーサル・スタジオで監督を始める。スピルバーグ最初のTV映画は「激突！」（71）で、その後すぐ「続・激突！カージャック」（94）で劇場用映画監督デビューを飾る。初期の2作品「ジョーズ」（75）と「未知との遭遇」（77）は興行成績の記録を破る大ヒット。その後スピルバーグは、歴代興行記録上位20本のうち「レイダース／失われたアーク＜聖櫃＞」（81）、「E.T.」（82）、「ジュラシック・パーク」（93）を含む8本の映画を製作、または監督するほどの成功を収めた。その他の監督作は、「1941」（79）、「インディー・ジョーンズ／魔宮の伝説」（84）、「カラーパープル」（85）、「太陽の帝国」（87）、「インディー・ジョーンズ／最後の聖戦」（89）、「フック」（91）、「ロストワールド／ジュラシック・パーク」（97）、「アミスタッド」（97）など。またプロデューサーもしくはエグゼクティブ・プロデューサーを努めた作品には、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」（85）、「ロジャー・ラビット」（88）、「ツイスター」（96）、「メン・イン・ブラック」（97）、「マスク・オブ・ゾロ」（98）など。ちなみに2001年の「A.I.」では製作、監督、脚本を努めた。

Production Note

「マイノリティ・リポート」の製作は、2001年3月22日、ロサンゼルスでスタートし、ワシントンD.C.の都心部では、ロナルド・レーガン連邦ビル、ウィラード・ホテル、連邦トライアングル・プラザなどでロケ撮影をおこない、南カリフォルニアのロケ地には、ロサンゼルスのダウンタウン地区、ホーソンにある閉鎖されたショッピング・モール、バーノンにある工場などがあった。さらに、ワーナー・ブラザース撮影所のヘネシー・ストリート、便利なユニバーサルとフォックスの撮影スタジオを利用した。

　スピルバーグが本作のために考えた複雑なドラマとアクションは、大規模で本物らしい一連のセットが必要で、照明からデザイン、視覚効果に大掛かりの特殊効果、スタントといった全部門の親密な連携作業が必要不可欠だった。　実際のロケ地と3社のメジャー映画会社の撮影スタジオを使うことになり、アレックス・マクドウェル率いる美術スタッフは、準備スケッチとストーリーボード（絵コンテ）を作りあげ、それが承認されると、ロン・フランケル率いるピクセル・リベレーション・フロント社のアニマティクス部門に渡された。同社は、事実上、映画のすべてのシーンを前もってビジュアル化した動くストーリーボードを作りだし、スピルバーグ監督とマクドウェルが立体化する手助けをし、テスト段階でかかる何百万ドルもの製作費の節約に寄与した。
　
　(以上、プログラムその他から引用)

鑑賞後の一言
トム・クルーズの作品にはミステリアスなストーリーが多い印象があり、この作品もある種ミステリアスであった。これから起ころうとする殺人を予言の力を借りて未然に防止する刑事の役で、５０年先の近未来がステージ。　スピルバーグ監督が描く未来は職場のツールもかなり進化したＩＴ技術を使い、車や道路も未来的で、彼の本領発揮といったところ。登場する車はトヨタのレクサスをカスタムメイドされたもので近未来の雰囲気にマッチしていてかっこいい。