I n t r o d u c t i o n 

C a s t  &  S t a f f

　ラッセル・クロウ　・・・・・・・・・・・・・・　（ジャック・オーブリー艦長）
　ポール・ベタニー　・・・・・・・・・・・・・　（スティーヴン・マチュリン医師）
　ビリー・ボイド　・・・・・・・・・・・・・・・・　（バレット・ボンデン）
　ジェームズ・ダーシー　・・・・・・・・・　（トーマス・ブリングス）
　マックス・パーキス　・・・・・・・・・・・　（ブレイクニー）
　マックス・ベニッツ　・・・・・・・・・・・・　（ピーター・カラミー）
　
　監督／　ピーター・ウィアー

Profile of Hero／Heroin

　
Russell Crowe
　1964年、ニュージーランドで生まれ、オーストラリアで育つ。幼い頃からテレビ界で活躍し、90年に映画デビュー。92年の『Proof』（未）で助演男優賞、93年の『ハーケンクロイツ／ネオナチの刻印』（未）で主演男優賞と2年連続でオーストラリア・フィルム・インスティテユート（AFI）賞を受賞し、オーストラリア映画界での地位を固めた。95年、『クイック＆デッド』でハリウッド進出を果たす。『バーチュオシティ』（95）でのサイバー犯罪者役などで個性を発揮したのち、『L.A.コンフィデンシャル』（97）でブレイク。99年には『インサイダー』で、アカデミー賞およびゴールデン・グローブ賞候補にも上った。そして、2000年、『グラディエーター』で、アカデミー賞主演男優賞を受賞。　そのほかの作品に、『NO WAY BACK／逃走遊戯』（95）、『ターニング・ラブ』（97）、『ミステリー・アラスカ』（99・未）、『プルーフ・オブ・ライフ』（00）などがある。新作では監督にも挑戦する。

Paul Bettany
アカデミー賞作品賞を受賞したロン・ハワード監督の「ビューティフル・マインド」（01）で、数学者ジョン・ナッシュ・Ｊｒの架空のルームメイト、チャールズ・ハーマンを好演したのが印象深いベタニー。本作品で再びクロウとコンビを組み、海の男の友情を見事に演じている。
　71年にイギリスで生まれたベタニーは、ロンドンのウエストエンド・プロダクションで舞台デビューを果たした。その後、ロイヤル・シェイクスピア劇団の「リチャード３世」や「ロミオとジュリエット」などに出演。映画デビューは「ベント／堕ちた饗宴」（97）。イギリスの映画やテレビなど、活躍の場を広げていった。　TVドラマでアメリカに進出。映画「ロック・ユー！」（01）に出演し、コミカルな役を好演。ロンドン映画批評家協会の助演男優賞を受賞したほか、デイリー・バラエティー紙の“2001年注目の10人"に選ばれている。

The Director

　監督のピーター・ウィアーは１９４４年オーストラリア生まれ。 シドニー大学を中退後、家業を手伝って得た金でヨーロッパに渡る。道中の船で番組を作って好評を得たため、映画作りに興味を持つ。帰国後シドニーのテレビ局での仕事を経て、映画製作会社へ就職。オムニバスのエピソードや短編を撮り、再びヨーロッパに渡り、７４年の「キラーカーズ／パリを食べた車」で劇場長編デビュー。翌年の不条理サスペンス「ピクニックatハンキングロック」が話題となる。８５年の「刑事ジョン・ブック／目撃者」が大ヒットして一躍注目される。その後も「いまを生きる」や「トゥルーマン・ショー」などヒット作を発表しつづけている。

Production Note

鑑賞後の一言
　１９世紀のイギリスとフランス海軍が帆船の軍艦同士での交戦、そして不自由な船内で床に砂をまいて負傷者の手術をしたり、攻撃で損傷を受けた木製の戦艦を大工のように修復してしまう様子、風が無ければ走らず、雨が降らなければ水に困るなど当時の厳しい船内生活と困難な状況を克服していく中で強いリーダーの采配ぶりと人間性に感動を覚えた。