2月の映画 - 1
鑑賞日: 2004. 2. 7
ラブ・アクチュアリー


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19人が織り成すそれぞれの愛のカタチ――それはあなたの物語

I n t r o d u c t i o n 

「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」の製作スタッフが、クリスマスを目前にしたロンドンを舞台に、男女19人が織りなすさまざまな恋愛模様を同時進行で描く心暖まる群像ラブ・コメディ。 「ノッティング〜」「ブリジット〜」などの脚本を手掛けたリチャード・カーティスが本作では脚本のみならず監督デビューも果たす。 ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソンをはじめ、米国大統領役のビリー・ボブ・ソーントン、老いた元ロックスター役のビル・ナイ、店員役のローワン・アトキンソンなど個性派俳優も共演。

上映時間: 2時間15分
制作国 : イギリス/アメリカ 2003年
日本公開: 2004.2.7
原  題 : LOVE ACTUALLY
ジャンル: ロマンス/コメディ


 

C a s t  &  S t a f f

 ヒュー・グラント ・・・・・・・・・・ (英国首相 デヴィッド
 リーアム・ニーソン ・・・・・・・ (妻に先立たれる ダニエル
 コリン・ファース ・・・・・・・・・・ (作家 ジェイミー
 ローラ・リニー ・・・・・・・・・・・ (片思いのOLサラ
 エマ・トンプソン ・・・・・・・・・・ (首相の姉 カレン)
 アラン・リックマン ・・・・・・・・・ (カレンの夫 サラのボス ハリー)
 キーラ・ナイトレイ ・・・・・・・・・ (ジュリエット)
 ローワン・アトキンソン ・・・・・ (宝石店員)

 監督/  リチャード・カーティス

 

Profile of HeroHeroin

 
Hugh Grant
 1960年、ロンドン生まれ。82年、オックスフォード大在学中に映画デビュー。87年『モーリス』でヴェネチア映画祭最優秀主演男優賞を受賞、国際派俳優としての地位を確立。その後は『白蛇伝説』(88)、『赤い航路』(92)、93年には『日の名残』に出演。翌年、全米で大ヒットした『フォー・ウェディング』では、軽妙なコメディーセンスを発揮し、ゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞を獲得。アカデミー賞脚色賞を受賞した『いつか晴れた日に』(95)、クリス・コロンバス監督の『9ヶ月』(95)など。 99年、ジュリア・ロバーツと共演した『ノッティングヒルの恋人』では、全世界の女性を魅了。他の出演作に『ウェールズの山』(95)、『ボディ・バンク』(96)、『恋するための3つのルール』(99)などがある。

Liam Neeson

 1952年北アイルランド生まれ。 ベルファストで教師を目指す。 その後76年にベルファストでステージデビューを果たす。 2年後ダブリンのアビー・シアターに移り「The Plough and the Stars」の作品に出演し最優秀男優賞を獲得。 93年スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」に出演しアカデミー賞、ゴールデングローブ賞などにノミネートされる。その他「スターウォーズ/エピソード1」、98年「レ・ミゼラブル」、「ホーンティング」などに出演。

Colin Firth
 1960年、イギリスのウィンチェスター生まれ。学生時代から演技の経験を積んだ彼は、ウェストエンド版”アナザー・カントリー”でロンドンの舞台デビューを飾り、83年には同名作品の映画化でスクリーン・デビューを果たし、イギリス映画界の新星として一躍脚光を浴びる。その後『アパートメントゼロ』(86)、『ひと月の夏』(87)、『恋の徒』(89)に出演。また、様々なTV映画作品でも活躍しており、特に95年、BBCが放映した『高慢と偏見』でITA賞(イギリスのアカデミー賞)主演男優賞にノミネート。そして映画でも『サークル・オプ・フレンズ』(95)、アカデミー賞9部門に輝いた『イングリッシュ・ベイシェント』(96)、同じくアカデミー賞7部門受賞の『恋におちたシェイクスピア』(98)などに出演

Laura Linney
1964年ニューヨーク生まれ。 ブラウン大学卒業後、ジュリアードで演技を学ぶ。その後地方の劇場やオフ・ブロードウェイに出演してシアター・アワード賞を受賞。ブロードウェイではイーサン・ホークやジョン・ヴォイドと共演して高い評価を得た。92年「ロレンツォのオイル/命の詩」で映画デビュー。「デーヴ」、「ボビー・フィッシャーを探して」と脇役ながら秀作にも恵まれ95年の「コンゴ」で初主演。「真実の行方」、「目撃」ではリチャード・ギアやイーストウッドと肩を並べる演技を見せた。「トゥルーマン・ショー」のコメディエンヌぶりも好評だった。00年離婚している。

The Director


 監督のリチャード・カーティスは1956年ニュージーランド生まれ。'78年にオックスフォード大学を卒業後、ローワン・アトキンソンと協力しコメディの執筆を始める。テレビの初仕事は、“ノット・ザ・ナインオクローク・ニュース”のシリーズの執筆で、いくつかの賞を獲得した。その後“ブラックアダー”シリーズを経て、初の映画作品『彼女がステキな理由〈ワケ〉』('89)を執筆。作品はワーキング・タイトルの製作で映画化された。さらに同年、アトキンソンとのコンビでTVシリーズの“ミスター・ビーン”と取り組み、数年にわたって放映され、好評を拍した。 その後も、『ビーン』('97)『ノッティングヒルの恋人』('99)『ブリジット・ジョーンズの日記』('01)といった映画作品の脚本を執筆。いずれもワーキング・タイトルによって映画化され、世界中で大ヒットを飛ばした。今回、初めて監督を手がけた『ラブ・アクチュアリー』('03)は、カーティス独特のユーモア、感動、愛に溢れた集大成とも言うべき作品である。

Production Note

 映画は、空港の到着ホールの情景で始まり、同じ情景で締めくくられるが、これは、カーティス自身がロサンゼルスの空港で目撃した光景を再現したものだという。「あれは素晴らしい眺めだった。出迎える人を待っているあいだは退屈そうに見えた普通の人々の顔に、待ち人が現れたとたん、愛と親愛の情が溢れかえるんだ。人々の複雑な人間関係が、顔に表れる。私は、この映画で、そういう真実を見せようと思った」

『ラブ・アクチュアリー』の撮影は、2002年9月2日にスタートし、サウンド・ステージとロンドンの周辺を中心としたロケーションが13週間にわたって行われた。ロンドン・ロケの中には、個人の住宅、さまざまな企業、教会、デパートのセルフ・リッジス、学校、ボート乗り場、サウス・バンク、アメリカの空港の代わりに使われた競馬場、そして、映画のオープニングとクロージングを飾るヒースロー空港の到着ホールなどが含まれる。


 
           (以上 パンフレットその他から引用)

 

鑑賞後の一言
 多くの男と女の登場人物がそれぞれの状況下で織りなす愛のストーリーを均等に描写して心温まるシーンを見せてくれた映画。これまでの映画でこんなに多くの登場人物をすべてに同じレベルで主役風に扱ったものはないのでは。見終わった後、気持ちをほっとさせてくれる映画です。


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