12月の映画 - 1
鑑賞日: 2003. 12. 13
ラスト サムライ


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誇りを捨てず、戦い、愛し、最後まで「サムライ」であることに殉じたほんものの男たち

I n t r o d u c t i o n 

  トム・クルーズが武士道精神をテーマに、自ら製作と主演を兼ねた米国産の日本時代劇。政府軍に西洋式の戦術を教えるため来日した米国将校が、時代に抗い自らの名誉に生きるサムライに感銘を受け、やがて彼らと運命を共にしていく姿を壮大なスケールで描く。監督は「グローリー」「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」のエドワード・ズウィック。共演に渡辺謙、真田広之、小雪。

上映時間: 2時間34分
制作国 : アメリカ 2003年
日本公開: 2003.12.06
原  題 : THE LAST SAMURAI
ジャンル: アドベンチャー/時代劇


 

C a s t  &  S t a f f

 トム・クルーズ  ・・・・・・・・・・・・・・・・ (ネイサン・オルグレン大尉)
 ティモシー・スポール  ・・・・・・・・・・・ (サイモン・グレハム
 渡辺 謙 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (勝元 盛次
 ビリー・コノリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (ゼブロン・ガント軍曹
 トニー・ゴールドウィン ・・・・・・・・・・・ (ベンジャミン・バグリー大佐)
 真田 広之  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (氏尾)
 小雪 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (アレクセイ)

 監督/ エドワード・ズウィック
 製作/トム・クルーズ

 

Profile of HeroHeroin

 
Tom Cruise
 1962年ニューヨーク州生まれ。 81年に「エンドレス・ラブ」や「タップス」で映画に出演するようになって以来、エンターテインメント業界で素晴らしいキャリアを誇る。 ゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされた「卒業白書」(83)の演技でスターダムへの道を登り始め、エース飛行士を演じた「トップガン」(86)の大ヒットで、ハリウッドにおいてスターの地位を確立。 アカデミー賞作品賞他4部門を受賞した「レインマン」(88)、「ハスラー2」(86)をはじめ、「レジェンド/光と闇の伝説」(85)、「カクテル」(88)、「デイズ・オブ・サンダー」(90)、「遥かなる大地へ」(92)、「ザ・ファーム/法律事務所」(93)、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(94)などに出演。 「7月4日に生まれて」(89)で初のアカデミー賞主演男優賞ノミネート&ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞を成し遂げ、93年には再び「ア・フュー・グッドメン」(92)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、演技面でも高い評価を受けた。

渡辺 謙

 新潟県出身。1978年に上京し、劇団“円”に参加。研究生時代に蛭川幸雄の舞台「下谷万年町物語」の主役に抜擢されて注目を集める。1982年に「未知なる反乱」でテレビ初出演。1987年のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で、威風堂々とした佇いと迫力の演技を披露して人気を確立。テレビ「織田信長」、「忠臣蔵」、映画『幕末純情伝』等、歴史ドラマで存在感を発揮する一方、「池袋ウエストゲートパーク」、「あなたが欲しい」、映画『スペーストラベラーズ』、『溺れる魚』、『陽はまた昇る』、『T.R.Y.』、『新・仁義なき戦い/謀殺』等の現代劇でも、作品を際だたせる実力派。

小雪
 雑誌「non-no」の読者モデルを経て、様々な雑誌、広告や、国内外のファッションショーなど幅広く出演し、モデルとしての存在を大きくアピール。テレビドラマ「恋はあせらず」で女優としての仕事を始め、以来、「ビューティフルライフ」、「アンティーク/西洋骨董洋菓子店」、「天体観測」、「きみはペット」など数多くのテレビドラマに出演。映画においては「回路」、「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」、「ランドリー」に出演、女優としての確固たる地位を築く。また、篠田正浩監督の最終作品として注目を集める「スパイ・ゾルゲ」にも出演した。

The Director


 監督のエドワード・ズウィックは「きのうの夜は・・・」の監督として長編映画の仕事を開始した。続いて、アカデミー賞を受賞した「グローリー」や「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」、「フォーエバー・ロード」、「戦火の勇気」などを監督した。一番最近の作品は、デンゼル・ワシントンとアネット・ベニング主演の「マーシャル・ロー」である。ズウィックとハースコビッツは、二つのゴールデン・グローブ賞と四つのアカデミー賞を受賞した作品、「トラフィック」をプロデュースした。監督はスティーブン・ソダーバーグ、主演はマイケル・ダグラス、ベニチオ・デル・トロである。 ベッドフォード・フォールズにおいて、彼らはショーン・ペン、ミシェル・ファイファーが主演する「I am Sam アイ・アム・サム」もプロデュースした。

               

Production Note

 「ラスト サムライ」は姫路で撮影された史上初のハリウッド映画である。しかし、この町には、歴史的にはるかに重要な意味を持つ建造物が存在している。この作品の最初のロケ地、圓教寺である。竹や楡、糸杉で覆われた山腹に、人間の手だけで作られた優雅な古い木造建築がいくつも顔をのぞかせている様は、まさに息をのむような光景である。ここは、勝元と彼に忠誠を誓うサムライ達が国元で暮らす屋敷になった。撮影隊は、圓教寺の歴史的建造物にどんな種類の損傷も与えないように、細心の注意を払った。建物の内部で撮影を行う際には、実物大の不透明なスクリーンを「壁」として使って部屋の大きさを調節した。

日本での撮影終了後、製作スタッフはニュージーランドのロケ地、そしてカリフォルニアにあるワーナー・ブラザーズのバックロットに場所を移して撮影を続けた。ロケ地の選定やセットの建造にあたっては、1870年代後半の日本の町並みや雰囲気をできる限り忠実に再現することが最重視され、そのために徹底したリサーチが行われた。

ニュージーランドは、この映画のクライマックスとなる勇壮かつスケールの大きい戦闘シーンのロケ地にもなった。撮影に先立ち、広い戦場を用意するために近くの山が高さにして約15メートル、幅にして約120メートル削り取られ、勝元一族の名を記した戦旗が作られた。

 
           (以上 パンフレットその他から引用)

 

鑑賞後の一言
 明治維新直後の日本で、軍の近代化を図ろうとアメリカの将校を招くが、最後のサムライとして義を貫き散ろうとする武将に感銘を受け、ほろびゆく運命と知りながら日本の新しい体制に立ち向かう武士達と日本の武士になりきって運命を共にするアメリカ人将校の姿をハリウッド映画が描いた作品だが、トム・クルーズのサムライ姿は異様でもなく日本のサムライとしてなじんでいる。 キルビルも日本を舞台にした映画だが、今回は日本映画と間違うくらいの豪華なキャストで日本映画にトムクルーズが出演しているかのようである。 後半は自然と涙してしまい感動を与えてくれた。


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