I n t r o d u c t i o n 

２００１年夏−世界は進化した恐竜たちを目撃する。　
今度の恐竜は空から、そして水中から襲ってくる。

９３年のジュラシック・パークで、自ら持っていたET での全世界の興行収入記録を抜き、９７年のロスト・ワールドでは、１億ドル突破最短記録を樹立するという、輝かしい記録を塗り替えたスティーブン・スビルバーグ。　そして、２１世紀、三度恐竜たちを引き連れ、新たな映画の歴史に挑むのが、このジュラシック・パーク�V だ。

　１作目では、６５００万年前に絶滅した太古の恐竜を、驚異の最新バイオテクノロジーにより現代に蘇らせた。　２作目では、その失われた恐竜の世界”ロスト・ワールド”へ人間が足を踏み入れたがために恐竜の猛威に屈した。　

　ロスト・ワールドから４年。　今回の舞台となる島は、前回と同様のサイトBがあるイスラ・ソルナ島。　 この島は、想像を絶する施設と化しており、前作以上に進化した新しい恐竜たちが生きていた。　その目玉とも言える新種の恐竜の名はスピノサウルス。肉食恐竜で最大と言われたテイラノサウルスより巨大なうえに狂暴で、背中にはひれのようなものがついている。このスピノサウルスを登場させたのは、スピルハーグとジョンストンの二人のアイディアからで、恐竜の象徴であるテイラノサウルスを超える迫力と恐怖の正体が遂にベールを脱ぐ！　

C a s t  &  S t a f f

サム・ニール　・・・・・・・・・・　（アラン・グラント博士）
ウィリアム・Ｈ・メイシー・・・・　（事業家　ポール）
ティア・レオーニ・・・・・・・・・　（ポールの妻）
アレッサンドロ・ニヴォラ　・・・・　（グラント博士の助手ビリー）
レヴァー・モーガン・・・・・・・・　（ポールの息子モーガン）

監督／ジョー･ジョンストン
製作総指揮／スティーブン・スピルバーグ

Profile of Hero／Heroin

SAM NEILL

１９４７年北アイルランド生まれ。ニュージーランドでドキュメンタリー監督としてキャリアをスタート。　俳優としては７７年「テロリストたちの夜」で映画デビュー。７９年「我が青春の輝き」、８１年「オーメン」で主役、９０年「レッド・オクトーバーを追え」、９２年「透明人間」、９３年「ジュラシック・パーク」、９８年「モンタナの風に抱かれて」、００年『アンドリューＮＤＲ１１４』などに出演。

WILLIAM H. MACY

１９５０年アメリカのフロリダに生まれる。最近ではコーエン兄弟の「ファーゴ」での焼くが印象的だか、それ以前に８７年「ラジオ・デイズ」、９１年「殺人課」、９３年「ポビー・フイッシャーを探して」、９５年「陽の当たる教室」等２０本以上の作品に出演している。もともと獣医を目指していたメイシーだが舞台をきっかけに俳優志望となる。その他９６年「アメリカン・バッファロー」、９７年「ブギー・ナイツ」、９９年「マグノリア」などに出演。

TEA LEONI

１９６６年アメリカのニューヨークに生まれる。ブロードウェイの女優だった祖母の影響で小さい頃から演技に興味を持つ。映画へのデビューは９１年「スウィッチ／素敵な彼女？」に端役で出演。９２年「プリティー・リーグ」、９４年「ワイアット・アープ」、９５年「バッド・ボーイズ」と着実にキャリアを積む。他に９８年「ディープ・インパクト」、００年「天使のくれた時間」など。

Director

Production Note

４回のオスカ一受賞で有名なスタン・ウィンストンと彼のチームは、「ジュラシック・パーク」で見事な１０メートルの実物大T-レックスを作り上げ、アニマトロニクスで生命を吹き込んだ。　今回彼が挑むのは、T-レックスを上回る巨体と凶暴さを秘めた恐竜スピノサウルスだ。　スピノサウルスは実在した恐竜でＴ−レックスよりも脚が発達している。

　撮影中最も苦心したのは、これらロボットたちが水中での使用に耐えられるか、ということであった。　恐竜ロボットにとって水は大敵なので、それを避けることが第一だった。　恐竜が濡れてしまうと、電気コントロールが難しくなるからだ。　

今回新しく応用した技術としては油圧を応用した機械で、これまで以上に大きな力を使えるようになったことで、広範囲の動きやパワーのある動きが出来るようになった。

　撮影は２０００年８月３０日、ハワイて開始された。　オアフ、モロカイ、カウアイで４週間の撮影を終えたあと、ユニヴァーサル・スタジオに戻り、２００１年１月２０日に撮影を完了した。　まず撮影隊はハワイへと飛び４週間に及ぶ力ウアイやオアフでの撮影にかかった。　オアフでの口ケ地には、アメリカ陸軍の空軍基地、ディリングハム飛行場があり、ヒイア・キア・ランチやマノア渓谷の熱帯多雨林、メアリールーカス・ランチ、ワイルア・リバー、ハナレイ渓谷、モロカイ海岸でも行われた。
　　　　　　　　　　　　（以上　パンフレットその他から引用）

１時間３３分の比較的短い映画であったが、テンポが速くて一息つく暇も無いほど、恐竜たちから逃れるシーンに終始した。　前作を見ていないのでつながりが今ひとつ分からなかった。　実写とＣＧがどの程度なのか見ているほうではまったく分からないほど撮影技術が発達しているようだ。　恐竜の動きがかなり早いのと動きや表情もリアルに感じた。