I n t r o d u c t i o n 

C a s t  &  S t a f f

　　デンゼル・ワシントン　・・・・　（難病の息子を持つ父親　ジョンＱ）

　　ロバート・デュバル　・・・・・・・・・　（シカゴ市警警部補　フランク・グライムズ）

　　ジェームズ・ウッズ　・・・・・・・・・　（心臓外科部長　ドクター・ターナー）

　　アン・ヘッシュ　・・・・・・・・・・・・　（病院の院長　レベッカ・ペイン）

　　キンバリー・エリス　・・・・・・・・・　（ジョンＱの愛妻デニス　）

　　レイ・リオッタ　・・・・・・・・・・・・・　（シカゴ市警本部長　モンロー）

　監督／ニック・カサヴェテス

Profile of Hero／Heroin

　
Denzel Washington

１９５４年ニューヨーク州生まれ。　フォーダム大学でジャーナリズムを専攻。サンフランシスコの演技学校で学んだのち、ニューヨークで舞台に立ち、オフ・ブロードウェイで注目を集める。　ＮＢＣの医学ドラマシリーズ「St. Elsewhere」で人気を博す。　映画デビューは８１年の「ハロー、ダディ！」。その後出演作ごとに注目され８７年「遠い夜明け」でオスカーの助演男優賞にノミネート、８９年「グローリー」で同賞を受賞。　９２年「マルコムＸ」では同賞の主演男優賞にノミネート。　その後の代表作は「フィラデルフィア」、「悪魔を憐れむ歌」、「マーシャル・ロー」、「ボーン・コレクター」、００年『ザ・ハリケーン』、０１年『トレーニング・デイ』など


Robert Duball
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１９３１年カリフォルニア州出身。　大学に入ってからアマチュア女優だった母の勧めで演劇の道を志す。大学卒業後、海軍に２年間従軍してその後ＮＹへ渡りネバーフット・プレイハウスに学ぶ。やがてブロードウェイ・デビュー。次第にＴＶにも出演。６５年にはオビー賞を受賞。映画へは６２年の「アラバマ物語」でデビューを飾り注目を集めた。「雨のなかの女」以降はコッポラ作品に無くてはならない存在として「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」などでそのバイプレイヤー振りを大いに発揮。８２年の「テンダー・マーシー」で念願のアカデミー主演賞に輝いた。　主な出演作は「テンダー・マーシー」、「スターリン」、「ディープ・インパクト」、「６０セカンズ」、『１３デイズ』など

James Woods
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１９４７年ユタ州生まれ。マサチューセッツ工科大学の政治学部で防衛分析を専攻。同時に舞台にも関心を持ち多くの舞台経験を積む。卒業後、ニューヨークに渡り、オフ・ブロードウェイで小さな役をもらい本格デビュー。以後、舞台で活躍を続けオビー賞などを受賞。７２年、エリア・カザン監督「突然の訪問者」の主役で映画デビュー。「追憶」や「クワイヤボーイズ」で注目を受け、８０年の「オニオン・フィールド」でその特異なキャラクターを活かした演技で高い評価を得る。その後「ヴィデオドローム」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を経て８６年、「サルバドル／遥かなる日々」でアカデミー主演男優賞にノミネート。以降、バイ・プレイヤーとして社会派や犯罪映画に出演し強い印象を残している。

The Director

監督のニック・カサヴェテは１９５９年、ニューヨーク生まれ。ニューヨークのアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマチック・アーツで演劇を学ぶ。父親は俳優、監督で高い評価を受けていた故ジョン・カサヴェテス。自分の感性の何パーセントかは、父から譲り受けたもの。主な作品は８５年『マスク』、８６年出演『処刑ライダー』、８８年出演『バイオレンス・コップ』、９６年初監督作品『フェイス・オフ』、９９年出演『ノイズ』０１年出演・共同脚本『ブロウ』など。

Production Note

シカゴのダウンタウンにある実際の病院を使ってオールロケを敢行、アメリカ・インディーズ・アートの父、と評価の高いジョン・カサヴェテスと、名女優ジーナ・ローランズを両親に持つ〈映画的サラブレット〉ニック・カサヴェテス監督の、アツい人間群像を導き出す名タッチが全編を貫く渾身の一作に仕上がっている。手に汗握る巧みなストーリー展開、豪華キャストによる迫真の演技、そしてジョンQの息子を愛する気持ちに涙せずにはいられない、感動超大作の誕生である。
　(以上、プログラムその他から引用)

鑑賞後の一言
久々にデンゼル・ワシントンの作品を観たが、さすがにアカデミー俳優で、どんな役でも見事にこなしている。
息子の難病を助けるために強硬手段に訴えざるを得なくなった父親の愛と、アメリカの医療費の高額さから多くの人が治療を受けられない現実社会に対する問題提起にスポットを当てた作品。　後半自らの命まで投げ出して小さな命を救う決意をした主人公の行動に感動した。