7月の映画 - 4 鑑賞日: 2000. 7. 22 |
「クローサー・ユー・ゲット」 |
I n t r o
d u c t i o n マジメで夢多き5人のアイルランド人。 彼らの熱意はアメリカン・ガールに本当のオトコを教えるコト。 結婚したいけど適齢期の相手がいない。 そんな男たちによる「お嫁さん獲得大作戦」。 「フルモンティー」を贈り出した敏腕プロデューサーのウベルト・パゾリーニが再び放つモンダイ作。
アイルランド北西部のドネゴール村はケルト文化を育んだ美しい土地。羊たちが草をはみ、動物と人間が共存しているが若者たちは、毎日変化のないここでの生活は退屈でしかない。そんなある日、教会で毎週行う説教の後の映画上映会で事件が起きる。 今日の映画は「十戒」のはずだったが、スクリーンに映ったのはセクシーな女性が出てくる映画。 若者たちはその映画に刺激されパブに集まった若者たちはあるアイデアを思い立つ。 新聞に女性募集の広告を出そうと。プレイボーイ誌を見て決めたのはマイアミのヘラルド誌。 毎年恒例の聖マルタ祭のダンス・パーティーにアメリカ人女性を招待しようというのだ。食料品店兼郵便局を経営するメアリーは怪しい手紙を見ると盗み見する名人。 若者たちが新聞社へ出した手紙を見て花嫁募集作戦は村中に知れ渡る。 男も女も誰もがこの作戦のせいで忘れていたロマンスの香りを思い出したのだ。髪を金髪に染めラブマシンに生まれ変わるべく腕立てふせをする男、おしゃれになる男、店の外に花を飾る中年男などアメリカンガールに気に入られようとそれぞれがいい男をアピールする。 そんな中やがて祭りの日がやってくるが果たして男たちの夢はかなうのか。 身近すぎて気づかなかったカップルの行方ははたして。 |
C a s t & S t a f f
出演: イアン・ハート (肉屋のキーラン) ショーン・マッギンレイ (キーランの兄 イアン) ニーアム・キューザック (パプを経営する ケイト) ルース・マッケイブ (食料品店兼郵便局のメアリー) ユアン・スチュアート (ケイトの夫 パット)
監督: アイリーン・リッチー |
Profile of Hero/Heroin
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Production Note 監督のアイリーン・リッチーはスコットランド出身。 グラスゴー大学を卒業してジャーナリストとして働きながら舞台向けの執筆活動を開始。 多くの短篇の脚本を執筆。 96年のエジンバラ映画祭で上映された映画で賞を受賞し監督要請へとつながる。
プロデューサーのウベルト・パゾリーニは数年前に読んだ新聞記事からこの映画のアイデアを思いつく。 それはバルセロナ近郊の山間に住む男たちが新聞に花嫁募集の広告を出した事だった。 「キャストに関しては、既にイメージが出来上がっている俳優を避ける事が重要だった」、「観客が以前の役柄を思い出すことなく、村の人々があたかも実在するように感じ、感情移入することができるように」とパゾリーニは語る。
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