バリスティック

I n t r o d u c t i o n

　タイの新星カオス監督による爆破＆銃弾アクション。主演はアントニオ・バンデラスと「チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リュー。国防情報局長官ガンツの息子が誘拐された。捜査を依頼された元ＦＢＩの敏腕エージェント、エクスへの報酬は、７年前に事故死したはずのエクスの妻の居場所。犯人らしき女情報員シーバーを追うエクスだが、あらゆる武術、銃、火器を駆使する殺人マシーン、シーバーに苦しめられた末、何者かの罠に落ちてしまう。

上映時間：　１時間３０分
制作国　：　アメリカ／ドイツ　２００２年
日本公開：　２００３．１０．４
原　　題　：BALISTIC Ecks vs Server
ジャンル：　アクション

Profile of Hero／Heroin

　
Antonio Banderas
　1960年、スペイン・マラガ出身。『セクシリア』（82）で注目浴び、続く『マタドール』（86）、『欲望の法則』（87）、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』（88）、『アタメ』（90）の4作品に立続けに出演。国際的に大ヒットを記録した『アタメ』でハリウッドからも注目を浴び、当時英語がまったく喋れなかったにもかかわらず『マンボ・キングス／わが心のマリア』（92）でハリウッド・デビュー。その後『フィラデルフィア』（93）、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』（94）等に出演。95年に『デスペラード』（95）で、初の主演を飾った。他の主演作に『13ウォリアーズ』（99）、『暗殺者』（95）、『マイ・スウィート・ガイズ』（99）、『スパイキッズ』シリーズ、『エビータ』（96）、『マスク・オブ・ゾロ』（98）、『ファム・ファタール』（02）。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Lucy Liul
　１９６８年ニューヨーク生まれ。ミシガン大学在学中に「ふしぎの国のアリス」のオーディションを受けたところ主役に抜擢され女優としてのキャリアが始まる。　主な出演作品は「アリー・マイラブ」、「ペイバック」、「ザ・エージェント」、「トゥルー・クライム」、「シャンハイ・ヌーン」、『チャーリーズ・エンジェル』など

The Director

監督のカオスは1973年、タイ・バンコク出身で、本作がハリウッド・デビュー作。両親が外交官だった為、モスクワ、コペンハーゲン、イスラマバード、ニュージーランドで育ち、ボストンのエマーソン・カレッジ入学の為渡米。1996年映画で学位を取得。本名のウィッチ・カオサヤナンダという名前を略して、クラスメートにつけられた渾名「Ｋａｏｓ」を仕事上の名前とする。生まれ故郷のバンコクに戻り、10日で書き上げた脚本「Fah」（98・未）を地元の映画会社に持込み、555,000ドルの予算で製作。1998年にタイで公開されたこの映画は、タイの歴代興行収入Ｎｏ.１記録を更新し、本作の監督に大抜擢された。

Production Note

脚本を手掛けたアラン・マッケルロイによれば、これまで一般に殆ど知られていない実在の米国政府組織ＤＩＡ（国防情報局）を選んだことにより、登場するエージェントがさらなる謎に包まれているよう工夫されたという。ＤＩＡが活動を始めたのは1961年。世界中に軍人・民間人をあわせ7,000人以上の人員を擁し、紛争支援エージェンシーである国防省に属する、米国諜報ネットワークの重要な一機関である。カオス監督も本作を製作するまでＤＩＡについて聞いたこともない1人であった。
「ルーシーはこの撮影のために8ヶ月間、ありとあらゆる武術、武器の扱い方のトレーニングを積んだ。実際、劇中の99.9ｪ彼女自身のアクションだよ。ラストのコンテナのシーンでは怪我をしてしまい、3日ほど入院することにもなってしまった。監督の強い要望で、俳優自身にアクションをやらせたいというのがあったから、バンデラスもほとんど自分でこなしていた
　　　　　　　　　　　　（以上　パンフレットその他から引用）