バベル

I n t r o d u c t i o n

　旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、再生への希望の物語が同時並行で鮮やかに綴られていく。言葉が通じない。心も通じない。想いはどこにも届かない。私たちは争いが絶えない世界の住人である前に、同じ星に生きる命のひとつではなかったか？

原　　題	ＢＡＢＥＬ
上映時間	２時間２３分
制作国	アメリカ

監　　督	アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
日本公開	２００７年４月２８日
ジャンル	ドラマ

鑑賞後の一言
　ひとつの偶然の出来事がきっかけで、それぞれの国の人たちの平和な生活が暗転していくというストリーだが、なんともやるせない気持ちと、何か難しいテーマが隠れているような気がする映画でした。　菊池凛子は前評判が高い見知らぬ女優さんでしたが、聾唖の女子高生をうまく演じていると思いましたが、言葉がないこともあり、よけい何に悩んで何を表現しようとしていたのか、よくわからなかった。