アメリカン・ビューティー

I n t r o d u c t i o n

平凡な日々の中で、人はそれぞれの”ビューティー(美)”を夢見る。そして無意識にしてきた”がまん”を放棄し自分の”ビューティー”に向かって邁進する時、
何かが起きる。　それぞれのビューティーがそれぞれの登場人物の運命を狂わせて行く。

雑誌社で広告の仕事をしているレスター・バーナムは４２歳、郊外の家で不動産ブローカーの妻ジェーンと高校生の一人娘ジェーンと三人暮らし。妻は家具から庭のバラまでコーディネートし雑誌から抜け出たような生活。娘は怒りと不満で情緒不安定の典型的なティーンエジャーで口もきかない毎日。　こんな中でレスターの生活は死んだも同然。その上会社ではリストラを言い渡される。ある日レスターは娘のジェーンがチアガールをするバスケットの試合を見に行ったが娘ではなくチーム一の美少女アンジェラに釘付けとなりその瞬間レスターは恋におちたのだ。　自分の友達にメロメロな父親をジェーンは心底軽蔑する。不機嫌になって帰宅したジェーンは自分をビデオで撮影している青年に気づく。　それは隣りに越してきたリッキーだった。　リッキーの出現はジェーンの気持ちに大きな変化をもたらしていく。

C a s t & S t a f f

出演：　ケビン・スペイシー　　　（中年サラリーマン　レスター）

　　　　　　アネット・ベニング　　　（妻キャロリン　不動産ブローカー）

　　　　　ソーラ・バーチ　　　　　（一人娘のジェーン）

　　　　　　クリス・クーパー　　　　(隣家の父　フィッツ大佐)

　　　　　　ミーナ・スバーリ　　　(ジェーンのクラスメイト　アンジェラ)

　　　　　ウェス・ベントレー　　（隣家の息子　リッキー）

　　　　　　ピーター・ギャラガー　（不動産王　パディー）　

　監督：　サム・メンデス

Profile of Hero／Heroin

　
ケビン・スペイシー
１９８６年「心乱れて」で映画デビュー。９５年「セブン」で注目を集め「ユージュアル・サスペクツ」で助演男優賞。他主な作品は「ＬＡコンフィデンシャル」、｢交渉人」、「評決の時」

アネット・ベニング
　１９８８年「大混乱」で映画デビュー。８９年「恋の掟」で妖艶な魅力を発揮。　主な出演作品は「真実の瞬間」、｢心の旅」、「マーズ・アタック」

ソーラ・バーチ
　４歳でＣＭ出演。　６歳で映画出演。　９１年４０００人の子役候補の中から選ばれ「愛に翼を」で気難しい役を好演し評判となる。主な作品は「パトリオット・ゲーム」、「今そこにある危機」、「クリスマスに万歳」

クリス・クーパー
１９８７年「メイトワン1920/アメリカ暗黒の決闘史」で主役を演じ映画デビュー。　主な出演作品は「真実の瞬間」、「ボーイズ・ライフ」、「大いなる遺産」、「遠い空の向こうに」

Production Note

監督はイギリス演劇界で名を馳せた新進気鋭の演出家サム・メンデス。　本作で映画監督のデビューを飾る。

タイトルの”アメリカン・ビューティー”とは赤いバラの品種名。

　　　　　　　　　　　　（以上　パンフレットその他から引用）