I n t r o d u c t i o n 

　日本のプリンセス誕生を祝福するかのように、とびきりキュートでエレガント、誰をも幸せな気分にしてくれる映画がハリウッドからやって来た。　『プリティー・ウーマン』、『プリティー・ブライド』で世界中の女性のハートをつかんだゲーリー・マーシャル監督が贈る、プリティー・シリーズ第3弾。　イケてない普通の女子高校生が、実はジェノヴィア国の王女だったことから巻き起こる大騒動。　サンフランシスコを舞台に繰り広げられる飛び切りロマンティックなこのシンデレラ・ストーリーは“もしも私がプリンセスだったら？”と言う女性なら誰もが一度は見た夢をスクリーンの中で瑞々しく描き出している。

C a s t  &  S t a f f

　ジュリー・アンドリュース　・・・・・・・・・・　（クラリス女王）

　アン・ハサウェイ　・・・・・・・・・・・・・・・　（女子高生ミア　−　プリンセス）

　ヘクター・エリゾンド　・・・・・・・・・・・・・・・・・・　（女王の側近　ジョセフ）　

　ヘザー・タラーゾ　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　（ミアの親友　リリー）

　キャロライン・グッドール　・・・・・・・・・・・・・・　（ミアの母親ヘレン）

　　監督／ゲーリー・マーシャル

　　製作／ホイットニー・ヒューストン他

Profile of Hero／Heroin

Julie Adrews
１９５３年、英国生まれ。ミュージカル「マイ・フェア・レディ」で成功し、ディズニーの「メリー・ポピンズ」６４で映画界入り。同作でアカデミー主演女優賞に輝き、続く「サウンド・オブ・ミュージック」６５のマリア役で世界中にその名を知らしめた。　「テン」７９、「ビクター／ビクトリア」８２など、夫ノエル・カワードの戯曲を原作にしたイギリス映画「Relative Values」01。　1998年には、英国王室からデイムの称号が授与され、今年、その類まれなる美しい歌声と演技による長年の功績をたたえて、ソサエティ・オブ・シンガーより功労賞が授与された。

Anne Hathaway

１９８２年ニューヨーク生まれ。ニュージャージーで演技を学んだ後１９９９年高校在学中にニューヨークの名門バロウ・グループの俳優養成講座に史上最年少で入学を許可される。　そしてその３日後には、ＦＯＸテレビの青春ドラマ「Get Real」の主人公に抜擢された。さらに音楽の才能にも恵まれ、栄えあるオールイースタン高校選抜合唱団の一員として、カーネギー・ホールの舞台に二度も立っている。　ポスト・ジュリア・ロバーツとして全米の熱い視線を一身に集めている。

Production Notes

　　映画の舞台は、全米で最も美しい町のひとつであるサンフランシスコ。主な撮影はヒッチコックの名作「めまい」と同じ、ケーブルカーと急な坂道で有名なロシアン・ヒル地区で行われた。　ミアが住む風変わりな家は、ミッション地区にある元消防署が使われている。「王女の住むお城には必ず塔があるもの」というプロダクション・デザイナー、マイン・バークの考えから、塔か作られるなどの改築が施された。

ちなみに舞踏会には、サンフランシスコ市長ウィリー・ブラウンが本人役で登場。アメリカの市原都知事というべき名物市長のパフォーマンスにも注目。

(以上プログラムより引用)

鑑賞後の一言

　新人のアン・ハサウェイのしぐさが可愛くて、ユーモラス。前半は笑いが多かったが、後半から15歳の少女が悩み苦しみ最後には自分で決断するプロセスには少し涙を覚えた。　王女役のジュリー・アンドリュースは「サウンド・オブ・ミュージック」以来、久々にスクリーンで会えたがいまや堂々とした大女優の風格。　祖母役だったが、どう見てもおばあちゃんには見えない美しい若さである。