I n t r o d u c t i o n 

　　全米女性の大絶賛を集め、全米男性の大ヒンシュクを買った（？）噂の映画──『メラニーは行く！』。例え“ワガママ”と言われても、どこの誰よりも幸せになりたい！　例え“ジコチュー”と呼ばれても、自分の人生の主役は私！…そんな微妙な女性(オトメ)心理(ゴコロ)を100％満足させてくれる21世紀のヒロインが、恋とキャリアを賭けて大奮闘。　いまやハリウッドのトップ女優となったリース・ウィザースプーン主演で贈る、“幸せになりたい女性”必見の痛快ラブ・ストーリーだ。　昨年９月27日に全米で公開された『メラニーは行く！』は、ラブ・コメディ史上歴代最高のオープニング興収を稼ぎ出すＮＯ.1大ヒットを記録。この成功を受けて、『キューティ・ブロンド』で一躍脚光を浴びたリース・ウィザースプーンは、米国の業界紙《エンターテインメント・ウィークリー》の読者投票によってハリウッドＮＯ.1女優に選出されている。
　
上映時間：　１時間４９分
制作国　：　アメリカ　２００２年
日本公開：　２００３．６．１４
原　　題　： Sweet Home Alabama
原　　作　：

C a s t  &  S t a f f

　リース・ウィザースプーン　・・・・　（メラニー・カーマイケル）
　ジョシュ・ルーカス　・・・・・・・・・・・・・・　（別居中の夫　ジェイク）
　パトリック・デンプシー　・・・・・・・・・・・　（メラニーの新しい婚約者　アンドリュー）
　キャンディス・バーゲン　・・・・・・・・・・　（ＮＹ市長、アンドリューの母　ケイト）
　メアリー・ケイ・プレイス　・・・・・・・・・・　（メラニーの母）

　監督／　アンディ・テナント

Profile of Hero／Heroin

　
Reese Witherspoonm
1976年テネシー州生まれ。　7歳の頃からTVコマーシャルに出演し91年、「マン・イン・ザ・ムーン／憧れの人」（91／V）で映画デビュー。96年、「連鎖犯罪／逃げられない女」（96／V）での演技で絶賛を浴びる。　その後、「カラー・オブ・ハート」（98）で、1950年代の世界に紛れ込む兄妹をトビー・マグワイヤと演じ、コミカルな才能を示す。　99年、ラクロの小説「危険な関係」を現代に置き換えた「クルーエル・インテンションズ」（99）に出演したリーズは、ライアン・フィリップ演じるプレイボーイの心を掴む、清純な娘を演じた。

　　　　　　　　　　　　　　


Josh Lucasi
1972年アーカンソー生まれ。『生きてこそ』(93)の端役で映画デビュー。その後、多数の映画に小さな役で出演し、次第に重要な役を得るように。『ダンサー』(99)や『アメリカン・サイコ』(00)、『セッション9』(01)、『ディープ・エンド』(01)などで強い印象を残す。その他『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(01)や、『ビューティフル・マインド』など、賞に絡んで来る秀作にも次々と出演。アン・リー監督の『ハルク』の公開が控える、これからが楽しみな若手の１人。また舞台にも立ち、高く評価されている。

The Director

　監督のアンディ・テナントはシカゴ郊外で育ち南カリフォルニア大学で、ジョン・ハウスマンのもとで演劇学を学ぶ。『グリース』にダンサーとして出演した他、ダンサー兼役者から脚本家に転向し、その後映画監督への道を進んだ。
　長篇デビュー作は、『ひとりっ娘２（ひとりっこのじじょう）』(95／Ｖ)。次に、サルマ・ハエックとマシュー・ペリー主演の『愛さずにはいられない』(96)を撮り、軽妙なラブ・コメディーで持味を発揮。続いてドリュー・バリモア主演『エバー・アフター』(99)で、共同脚本・監督を務め、シンデレラを現代風にアレンジした、ユニークでキュートな作品で手腕を振るった。ジョディ・フォスターとチョウ・ユンファ主演の大作『アンナと王様』(99)では、アカデミー賞に２部門ノミネートされた他、全世界で大ヒット。

Production Note

鑑賞後の一言
　前作「キューティー・ブロンド」で、ウィザースプーンの独特のキャラが印象深かったので、今作品も見ることにした。　映画館はさすがに女性が圧倒的に多く、ちょっと肩身が狭い感じであった。　ストーリー的には前作の方が見ている側に爽快感を与えてくれたが、本作では男性にとっては、わがままな生意気女の生き方に対して我が男性側のジョシュ・ルーカスに同情してしまう。　しかし最後にはほっとさせてくれる不思議な魅力のウィザースプーンである。