グリッター　きらめきの向こうに

I n t r o d u c t i o n

世界の歌姫マライア・キャリーの映画初主演作がついに登場。
８０年代Ｎ.Ｙクラブシーンのグリッター＝きらめき
--その光と影を走り抜けてゆくひとりの女性のせつなく感動的な愛の物語

　1990年にデビュ-以来、「ドリームラヴァ-」「HERO」「恋人たちのクリスマス」「ファンタジー」「ワン・スウィート・デイ」なとのヒット曲を連打し、数々の記録を塗り替え、90年代最高最強の女性ヴォ-力リストの地位を不動のものにしてきたマライア・キャリー。　この音楽界が世界に誇るスーパースタ-の、初の映画主演作が遂に完成した。　ニューヨークを舞台に、幼い頃から歌手を夢見てきた少女が真実の愛に出逢うまでを描いた、せつなく美しいラヴ・ストーリー。　それは、”夢をあきらめないで。　愛があれば道は見つかる”　というメッセージを常に歌に込めてきマライアのもうひとつの心の歌 …。　今回マライアは主演女優としてだけでなく、工グゼクティヴ・ミューシック・フロデューサ-として、映画の企画段階からサントラ制作まて深くコミットしてきた。　現在の80年代ブームを先見したようなドラマ及びサウンド作りを目指してきたマライアの3年以上に渡るハードワークの結晶がこの映画である。　全編を彩るのは、マライア自身が映画のために書き下ろしたバラード、R&Bからヒップホップに至るまでの多彩なオリジナル曲と、80年代ヒットナンバーのカヴァ-曲。それらが映画のストーリーや時代背景と一体化し、まさしくマライアの映画としか言いようのない作品ができあがった。

C a s t & S t a f f

　マライア・キャリー・・・・・・・・　（歌手　ピリー・フランク）
　マックス・ビーズリー　・・・・・・・　（ビリーを売り出す　プロデューサー　ダイス）
　ダ・ブラット　・・・・・・・・・・・・・・・　（ビリーと一緒に歌手を目指すルイーズ）
　ティア・テクサダ　　・・・・・・・・・・　（ビリーと一緒に歌手を目指すロクサーヌ）
　エリック・ベネイ　・・・・・・・・・・・　（歌手　ラファエル）

　監督／ボンディ・カーティス・ホール

Profile of Hero／Heroin

Mariah Carey

1970年、ニューヨーク州生まれ。アフリ力系米国・ベネズエラ人の父親とアイルランド系の母親の間に生まれる。3歳の時に両親が離婚し、ニューヨーク・シティ・オペラの歌手だったヴォーカル・コーチの母親のもとで育つ。幼少の頃、ジャクソン・ファイブや、アレサ・フランク1」ン、ステイーヴィー・ワンダーなどを子守歌代わりに聞き、既にその頃、歌手になることを決心。ハイ・スクール時代には、独学で唄を勉強し、デモ・テープ作りに励む。母校卒業後ブレンダ・K・スターのバックコーラスを務めたことがきっかけで、CBSレコード（当時）のトミー・モトーラ社長に見出され、同社と契約。18歳の時のことである。90年、デビュー曲『ヴィション・オブ・ラヴ』が全米4週連続NO.1、ファースト・アルバム『マライア』も全世界で1,200万枚の大ヒットに。以後、数々の記録を塗り替え、瞬く間に90年代最高の女性レコーディング・アーティストとしての地位に昇りつめる。

Max Beesley

1971年英国マンチェスター生まれ。父はジャズ・ドラマー、母はジャズ・シンガー。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学んだ後、ニューヨークで演技を学ぶ。ミュージシャンとしはキーボード奏者やバックコーラスを努めてきた。　俳優としてはＴＢＢＣのＴＶシリーズを経て映画界に進出。『The Match』(99)、『Five Seconds To Spare』(99)、『It Was an Accident』(00)、『The Last Minute』(01)などの作品で主役を務める。

Director

Production Note

ラファエル役で映画デビューした人気アーティスト、工リック・ベネイは、マライアの長年のファンだった。”そんな僕がラファエル役をオファーされて彼女と共演したなんてびっくりだね。マライアと初めて会ったのは、実は出番の2分前だったんだ。緊張したね。　でも彼女が気分をほぐしてくれたおかげで、とても楽な気持ちになれたよ”と語っている。

80年代のサウンドをコンテンポラリーにアレンジした音楽は、この映画のもうひとつの主役。3年前、映画の企画がスタートした頃から、80年代サウンドの復活を構想してきたマライアは、主演女優としてだけでなく、工グゼクティヴ・ミュージック・プロデューサーとしても、映画の音楽面にトータルに携わっている。マライアの10枚目のアルバムで、初のサントラ盤となった「グリッター」は、全曲が彼女のプロデュース。　また力ヴァー曲とリック・ジェームズによる“オール・マイ・ライフ”を除いた全曲の作詞作曲を彼女自身が手がけている。

映画とアルバムのタイトル「グリッター」は、きらびやかなショウビズ界の光と彰を描きたいという思いをこめて、マライアが命名したものだ。