4月の映画−1

鑑賞日: 2003.4.5

デ ア デ ビ ル


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昼は盲目の弁護士、夜は正義の使者

I n t r o d u c t i o n 

 「X−メン」('00)、「スパイダーマン」('02)につづくアメコミ・ヒーローがスクリーンに登場。不運な事故で視力を失った青年が、失明と引き換えに得た“超感覚”を駆使して悪に立ち向かう。主人公デアデビルには、「トータル・フィアーズ」('02)のベン・アフレック。悪人に死の制裁を加えていく中で“真の正義とは何か”と苦悩するヒーローの心の葛藤を好演する。個性際立つ悪役を怪演で見せるマイケル・クラーク・ダンカンやコリン・ファレルの圧倒的な存在感も必見。人間ドラマやロマンスまで、見どころ盛り沢山のヒーロー・ムービーだ。
 
上映時間: 1時間43分
制作国 : アメリカ 2002年
日本公開: 2003. 4. 5
原  題 : DAREDEVIL
原  作 : スタン・リー /マーヴェル・コミック


 

C a s t  &  S t a f f

 ベン・アフレック ・・・・・・・・ (デアブビル=マット・マードック)
 ジェニファー・ガーナー ・・・・・・・・・・・・ (海運王の娘 エレクトラ)
 コリン・ファレル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (殺し屋 ブルズアイ)
 マイケル・クラーク・ダンカン ・・・・・・・・ (裏犯罪の黒幕 キングピン)
 


 監督/ マーク・スティーヴン・ジョンソン

 

Profile of HeroHeroin

 

Ben Afflec
両親の離婚後、小学校の教師だった母の下、弟で俳優のケイシー・アフレックと共にボストンで育つ。8歳の時知り合ったのが、後に「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で共同脚本を書き、アカデミーとゴールデングローブの脚本賞を受賞することになるマット・デイモン。12歳でTVシリーズに出演。大学はブラウン大だったが、カリフォルニアのオクシデンタル・カレッジへ移って演技の勉強を受ける。91年から端役でいくつかの作品に参加し「チェイシング・エイミー」で注目を受ける中、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でブレイク! その後は話題作に出演しながらオフ・ビートな役柄でその魅力を発揮している。

                

Jennifer Garner
1972年西バージニア州チャールストン出身。ジェニファー・ラブ・ヒューイット主演のテレビ・ドラマ“Time of Your Life”と“Significant Others”にレギュラー、「フェリシティの青春」に準レギュラーで出演。現在、ABCテレビの看板番組である“ALIAS”で、普通の生活を送ろうとしている二重スパイのヒロイン、シドニー・ブリストウ役を演じて人気が爆発。多くの雑誌の表紙を飾り、番組はエミー賞にノミネートされ、ピープル・チョイス賞の最優秀新作ドラマシリーズを受賞。今、最も注目されている女優の一人だ。
出演映画は、『Mr.マグー』(98)、『地球は女で回ってる』(98)、『1999』(98/未公開)、『パール・ハーバー』(01)などに出演。スピルバーグの新作『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)では、レオナルド・ディカプリオ扮する詐欺師にだまされるヒロイン、シェリル役を演じている。

The Director


 監督のマーク・スティーヴン・ジョンソンはミネソタ州のヘイスティング出身。ウィノーナ州立大学でジャーナリズムを学び、その後、カリフォルニア州立大学ロング・ビーチ校に移って文学士の学位を取る。卒業後、最初の仕事は、オライオン・ピクチャーズのテレビ担当弁護士のアシスタントだった。 95年に、ジャック・レモンとウォルター・マッソー主演の『ラブリー・オールドメン』の続編『ラブリー・オールドメン 釣り大将LOVE LOVE日記』(V)の脚本を執筆する。監督デビューは、ジョン・アーヴィングの小説「オウエンのために祈りを」を基に、自ら脚本を執筆した『サイモン・バーチ』(98)。97年には、プロデューサーのゲイリー・フォスターと組んで映画の企画、脚本、製作、監督のすべてをこなす総合製作会社ホースシューベイプロダクションを設立。同社の新作には、ジェリー・ルイス主演の60年のコメディの名作『底抜けてんやわんや』のリメイクが控えている。また、ジョンソンは『デアデビル』からエレクトラのキャラクターをスピン・オフさせ、単独の主人公の作品の企画も持っている。

Production Note

 「デアデビル」には、アメコミ・ファンならニヤリの関係者が3人もカメオ出演している。まずは、アメコミ・オタクの登場する映画を撮り続ける「ジェイ&サイレント・ボブ/帝国への逆襲」のケビン・スミス監督。それから、「スパイダーマン」「X-メン」「ハルク」などを書いたアメコミの父、スタン・リー。そしてもうひとりが、フランク・ミラー。彼は「デアデビル」のアーティスト兼ライターとして人気を集め、その後、「バットマン:ダークナイト・リターンズ」を発表、アメコミ界に革命を起こした人物。現在のアメコミ・ヒーロー映画はみな、彼の作品の影響を受けて生まれたのだ。しかもクリストファー・ノーランの新「バットマン」は、ミラーの名作をベースにするとのウワサも? 


            (以上 パンフレットその他から引用)

 

鑑賞後の一言
 スパイダーマン、バットマンそしてスーパーマンをミックスしたかのような新しいアメリカンコミックヒーローの映画化だが、ある面ユニークでもあるが全般的にはいまいちの映画であった。 時には強そうで時にもろい弱さがあり、大けがをしていても急にふつうに動き回るのはこの手の映画では当たり前なのだろうか。 共演のマイケル・クラーク・ダンカンはグリーンマイルでの出演作が印象深いが、もともと顔つきが優しいので、今回の悪役も、悪役と思えない雰囲気を感じてしまう。


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