4月の映画−3

鑑賞日: 2003.4.19

CHIAGO


オフィシャル・サイト1  オフィシャル・サイト2   男優プロフィール   女優プロフィール   映画の部屋トップ    トップページ
私は有名になりたい。  この街では、銃弾一発で有名になれる。

I n t r o d u c t i o n 

 ブロードウェイの傑作を映画化し、アカデミー賞に12部門13ノミネート。作品賞を含む本年度最多の6部門を受賞した「シカゴ」。 "ミュージカルの神様"ボブ・フォッシーの最高傑作。作曲ジョン・カンダー、作詞フレッド・エッブ、演出・振付をフォッシーが手掛けたこの舞台は、欲望と嫉妬、愛と裏切りの寓話である。1975年に初演されると批評家たちから絶賛を浴び、興行的にも大成功を収めた。そして1996年にはフォッシーの愛弟子アン・ラインキングによってリバイバルされ、トニー賞主要6部門を受賞する栄誉に輝いた。
 この演劇史上に燦然と輝く名作が遂に完全映画化された。"現代ブロードウェイの寵児"ロブ・マーシャルの指揮の下、この野心的な企画に映画界・演劇界双方の最高スタッフが結集。ここにジャンルを革新する<ミュージカル・ドラマ>ともいうべき最高傑作が誕生した。

 
上映時間: 1時間53分
制作国 : アメリカ 2002年
日本公開: 2003. 4. 19
原  題 : Chicago
原  作 : ボブ・フォッシー ミュージカル「シカゴ」


 

C a s t  &  S t a f f

 レニー・ゼルウィガー ・・・・ (舞台歌手 ロキシー・ハート)
 キャサリン・ゼタ・ジョーンズ ・・・・・・・・・ (舞台歌手 ヴェルマ・ケリー)
 リチャード・ギアー ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (敏腕弁護士 ビリー・フリン)
 クイーン・ラティファ ・・・・・・・・・・・・・・・・ (ママ・モートン)
 
ジョン・C・ライリー ・・・・・・・・・・・・・・・・ (ロキシー・ハートの夫)

 監督/  ロブ・マーシャル

 

Profile of HeroHeroin

 
Renee Zellweger
 1969年テキサス州生まれ。父親はスイス人、母親はノルウェー人。大学時代から演技に興味を持ち始め、舞台やCMなどの経験を経て、93年、『パッド・チューニング』(未)でスクリーンデビュー。その後、『リアリティ.バイツ』(94)、『エンパイア・レコード』(95)など青春映画の佳作に出演。『草の上の月』(96)では、サンダンス映画祭、インディペンデント・スピリッツ賞にノミネート。そして『ザ・エージェント』(96)でブロックパスター賞の最優秀助演女優賞を獲得。その後『ライアー』(97)、『母の眠り』(98)と出演作が続く。2000年度カンヌ映画祭で最優秀脚本賞を受賞した『ベティ・サイズモア』(00)では、ゴールデン・グローブ賞最優秀主演女優賞を獲得。
                

Catherine Zeta-Jones
1969年ウェールズ生まれ。CBSのミニシリーズ『ザ・タイタニック』で米国の視聴者とスティーブン・スピルバーグ(『マスク・オブ・ゾロ』製作総指揮)に注目された。ロンドンではウエストエンドの舞台『フォーティ・セカンド・ストリート』に主演した後、ヨークシャー・テレビのヒット番組『ザ・ダーリング・バッズ・オブ・メイ』で主役の1人を射止めた。1990年映画デビュー。国際的に認知されたのは『マスク・オブ・ゾロ』(98)、人気女優への第一歩を踏み出した。その後出演した『エントラップメント』(99)も話題を呼び、ハリウッドに欠かせない女優の仲間入りをした。そして、妊娠中に出演した『トラフィック』(00)での迫真の演技が高く評価され、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。他の主演作は『ホーンティング』(99)、『ハイ・フィデリティ』(00)など。2000年9月にマイケル・ダグラスと結婚、翌年長男を出産した。

Richard Gere
1949年フィラデルフィア生まれ。 ハリウッドを代表する人気俳優として90年『プリティー・ウーマン』、82年『愛と青春の旅立ち』、96年『真実の行方』、97年『ジャッカル』など数多くのヒット作に出演。 スクリーンデビューは75年『ニューヨーク麻薬走査線』その後はアカデミー賞を受賞した78年の『天国の日々』、そして80年の『アメリカン・ジゴロ』で任期を決定的なものにした。 00年『オータム・イン・ニューヨーク』、03年『運命の女』

The Director


 監督のロブ・マーシャルは舞台と映像の両分野で活躍する振付家、監督(演出家)である。ブロードウェイでは「蜘蛛女のキス」で振付家デビューを果たし、「カンパニー」、「くたばれヤンキース!」、「シー・ラヴズ・ミー」、「ローマで起こった奇妙な出来事」、「ヴィクター/ヴィクトリア」などを手掛けた。また、振付に加え、演出家としてのデビュー作となった「キャバレー」(共同演出/サム・メンデス)では、トニー賞、ドラマ・デスク賞、海外批評家サークル賞ベスト・リバイバル賞を獲得。過去、トニー賞には6回ノミネートされている。映像ではDisney/ABCの信頼が厚く、テレビの「アニー」(ディレクターズ・ギルド賞とエミー賞監督賞にノミネート、エミー賞最優秀振付賞受賞)、「シンデレラ」などの人気ミュージカルの監督・振付を務めている。映画では本作が監督デビューとなる。


              

Production Note



 1975年にはボブ・フォッシーの手によってミュージカルになり大ヒット、96年にアン・ラインキング版として再演された。 ミュージカル版の映画化は、当初、フォッシーが自ら望んでいたが、実現することなく世を去った。権利を取得したミラマックス社も何度か試んだが、実現しなかった。その後、監督・振付にロブ・マーシャルの名が浮上した。“本当は、ミラマックスから映画版「RENT」の監督をやらないか?って打診されていたんだよ。そこで、「RENT」もいいけど、実は「シカゴ」についてもいいアイデアがある、と。それを説明し始めたら、一発で気に入ってもらえてね。”そのアイデアとは、ミュージカル・シーンをすべてロキシーの空想として描くこと。登場人物が突然歌い踊り出すという従来のミュージカル特有の手法とは異なる、斬新なものであった。こうして映画版「シカゴ」は動き出した。
出演者たちは、撮影開始前の2カ月間、歌とダンスの特訓を受けていた。“まるで学校だった”と、ゼルウィガー。“例えば1時間目は、私はピアノ室で歌のレッスン、リチャードはタップを稽古し、キャサリンはメインフロアで「オール・ザット・ジャズ」の振付。


            (以上 パンフレットその他から引用)

 

鑑賞後の一言
 アカデミー賞の受賞作品で話題となるまでは全く知らなかった作品。 純粋なミュージカル映画もあまり観たことはなかったが、ダンスと歌と演劇が入り交じって映画と舞台と両方いっぺんに見るような感じでテンポ良く進んでいつの間にかエンディングを迎えた。 なかなか楽しい作品であったと思う。 主演のレニー・ゼルウィガーも助演のゼタ・ジョーンズも歌も踊りも本物でさすがのキャスティングだと思える。天性のものか、練習のたまものか分からないがさすがにプロの女優だと実感した。


オフィシャル・サイト1  オフィシャル・サイト2   男優プロフィール   女優プロフィール   映画の部屋トップ    トップページ