I n t r o d u c t i o n 

C a s t  &  S t a f f

　ジム・キャリー　　・・・・・・・・・・・・・・・・　（ブルース・ノーラン）
　モーガン・フリーマン　　・・・・・・・・・・・　（神様）
　ジェニファー・アニストン　・・・・・・・・・・　（グレース）
　フィリップ・ベイカー・ホール　・・・・・・　（ジャック・ケラー）
　キャサリン・ベル　・・・・・・・・・・・・・・・・　（スーザン）
　リサ・アン・ウォルター　・・・・・・・・・・・　（デビー）

　監督／　トム・シャドヤック　

Profile of Hero／Heroin

　
Jim Carrey
　1962年、カナダ生まれ。地元カナダのコメディ・クラブで腕を磨き、19歳でロサンゼルスに進出。『ラバーフェイス』（83）『ワンス・ビトゥン／恋のチューチューバンパイア』（85）『ペギー・スーの結婚』（86）『ボクの彼女は地球人』（89）『ダーティハリー５』（88）などを経て、『エース・ベンチュラ』（94）に主演して一躍トップ・スターの仲間入りを果たした。続く『マスク』（94）はゴールデン・グローブ賞に初ノミネート。『バットマン フォーエヴァー』『ジム・キャリーのエースにおまかせ』に主演。　97年、『ライアー ライアー』で２度目のゴールデン・グローブ賞候補になり、翌年の『トゥルーマン・ショー』で同賞のドラマ部門主演男優賞を受賞。『マン・オン・ザ・ムーン』（99）では、同賞のコメディ／ミュージカル部門の主演男優賞を2年連続で受賞。さらに『グリンチ』（01）でも同部門の候補にあがった。また、『マジェスティック』（01）では、ヒューマンな演技に新境地を開拓している。

Morgan Freeman
　1937年、米テネシー州生まれ。ニューヨークのステージ・アクターとして名声を築いたのち、映画にも進出し、‘87年の『ＮＹストリート・スマート』で各種の賞を受賞、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の候補にもなる。ハリウッドでの名声を決定づけたのは、オビー賞を受賞した『ドライビング Ｍｉｓｓ デイジー』（‘89）。この作品でも各種の受賞。『ショーシャンクの空に』（‘94）では、三度目のアカデミー賞にノミネート。主な出演作は、『ブルベイカー』（‘80）『目撃者』（‘81）『りんご白書』（‘84）『ワイルド・チェンジ』『グローリー』（‘89）『ロビン・フッド』（‘91）『許されざる者』『パワー・オブ・ワン』（‘92）『セブン』『アウト・ブレイク』（‘95）『モル・フランダース』『チェーン・リアクション』（‘96）『コレクター』『アミスタッド』（‘97）『ディープ・インパクト』（‘98）『ベティ・サイズモア』（‘00）『スパイダー』（‘01）『トータル・フィアーズ』（‘02）『ドリームキャッチャー』（‘03）等がある。

Jennifer Aniston
　1969年、米カリフォルニア州生まれ。11歳のときに演技に興味を持ち、ニューヨーク芸術高校に進学。卒業後はオフ・ブロードウェイの舞台に立ち、‘90年のシリーズ「Molly」でＴＶデビュー。『レプリコーン』（‘92）で映画デビューしたのち、現在９シーズン目に突入したＴＶシリーズ「フレンズ」にレギュラー出演。エミー賞に４度、ゴールデン・グローブ賞に２度ノミネートされ、2002年のエミー賞、2003年のゴールデン・グローブ賞を受賞した。‘96年の『彼女は最高』からは、『ピクチャー・パーフェクト／彼女が彼に決めた理由（わけ）』『モノクロームの夜』（‘97）『あなたに逢えるその日まで・・・』『リストラ・マン』『私の愛情の対象』（‘98）『ピンク・ピンク・ライン』（‘99）『ロック・スター』（‘01）など、年に１〜２本の割合で映画にも出演。特に、『私の愛情の対象』では、批評家から演技を絶賛された。また、『The Good Girl』（‘02）では、インディペンデント・スピリット賞、ゴールデン・サテライト賞の主演女優賞にノミネートされた。

The Director

　監督のトム・シャドヤックは1960年生まれ。23歳のとき、ボブ・ホープのジョーク・ライターの最年少スタッフとなり、ＵＣＬＡで映画の博士号を取得。その後は20世紀フォックスのスタッフとして、さまざまな作品のリライトに携わった。同時にスタンダップ・コメディアンとしても活動し、‘86年の『パッコン学園』には俳優として出演している。ＴＶムービーの「マイ・フレンド・フランケン」（‘91）を経て、『エース・ベンチュラ』で監督デビュー。エディ・マーフィを主演に迎えた第２作の『ナッティ・プロフェッサー／クランプ教授の場合』（‘96）を大ヒットに導き、４年後の続編『ナッティ・プロフェッサー２／クランプ家の面々』（‘00）では製作総指揮を担当。また、キャリーと再コンビを組んだ『ライアー ライアー』（‘97）では、キャリーのドタバタ芸のおかしさと家族愛のドラマの融合に腕の冴えを見せ、作品を全米興収１億８千万ドルのスーパー・ヒットに導いた。さらに、ロビン・ウィリアムスが実在の医師を演じた『パッチ・アダムス』（‘98）では、ヒューマンドラマの演出にも巧みなところを見せた。

Production Note

鑑賞後の一言
　ジム・キャリーは見るからにコメディアンの雰囲気、顔つきで自然と笑えるが、今回の作品は半分笑いで半分はややシリアス的な演技。前半笑いで後半は少し涙も誘う。それほどのおもしろさは無かったが、モーガン・フリーマンの存在感あふれる演技はさすがである。最後のエンドロールでＮＧ集を見せてくれたが、本編の物足りなさを補うおもしろさだった。ＮＧシーン大好き人間の筆者でした。