エンジェル・アイズ

I n t r o d u c t i o n

　お互いに過去を閉ざした男女が、愛を通じて開けた人生を取り戻そうとする姿を描いた、ジェニファー・ロペス主演の都会派ラブストーリー。　監督は「男が女を愛する時」「メッセージ・イン・ア・ボトル」など、大人のラブストーリーを手掛けてきたルイス・マンドーキ。主演のジェニファー・ロペスは「アウト・オブ・サイト」以来２度目となる警官役でその魅力を発揮。　誰にも言えない心の傷を隠す女性警官シャロンは、交通事故で瀕死の重傷を負った被害者を必死で励ます。　それから１年半後、食事中にダイナーがギャングに襲撃され、逃走する犯人を追い詰めるシャロンだったが、逆に犯人に襲われる。　その時、偶然現れた男・キャッチがシャロンの命を救う。　キャッチは名前以外が全て謎で、過去につながる記憶の扉を閉ざしていた。　シャロンは自分に似た空気を持つキャッチに安らぎを感じ、愛し合うようになる。　しかしキャッチの秘密を知ったとき、大きな愛の試練が立ちはだかった

C a s t & S t a f f

　ジェニファー・ロペス　・・・・・・・・・・・・・・・・・　（トラウマに悩む女性警官　シャロン）

　ジム・カヴィーゼル　・・・・・・・・・・・・・・・・・・　（つらい過去を封印して生きる男　キャツチ）

　テレンス・ハワード　・・・・・・・・・・・・・・・・・・　（シャロンの相棒　ロビー）

　ソニア・ブラガ　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　（シャロンの母　ミセス・ポーグ）

　ジェレミー・シスト　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　（シャロンと対立する兄　ラリー）

　監督／ルイス・マンドーキ

Profile of Hero／Heroin

Jennifer Lopez

１９７０年ニューヨーク生まれ。ミュージカル・”シンクロニシティー”の日本公演でデビューを果たす。その後も多数のミュージカルに出演し、キャリアを積んだ彼女は８６年「リトル・マイ・ガール」で映画デビューを果たす。この作品でインディペンデント・スビリット賞にノミネートされるなど注目を集める。９５年「マネー・トレイン」、９６年「ブラッド＆ワイン」、９７年「Ｕターン」、「アナコンダ」などに出演。　またミュージシャンとしての活躍も目覚しく彼女のファーストアルバムも全世界で６００万枚を売り上げた。

Jim Caviezel

　１９６８年ワシントン州生まれ。　ＴＶシリーズ「ワンダー・イヤーズ」の１エピソードに出演。　その後９１年「マイ・プライベート・アイダホ」の脇役で映画デビューを飾る。　カリフォルニアへ移り、「ミッドナイト・スティング」「ワイアット・アープ」「ザ・ロック」「Ｇ.Ｉ.ジェーン」などに出演するが、扱いとしては脇役の域を出なかった。しかし伝説の監督テレンス・マリック20年ぶりの新作「シン・レッド・ライン」の主演に抜擢されたことで、一躍脚光を浴びる。　主な出演作は「ワイアット・アープ」、「ミッドナイト・スティング」、「ＧＩジェーン」、「シンレッド・ライン」、「楽園を下さい」、「エニイ・ギブン・サンデー」、００年『オーロラの彼方へ』、０１年『ペイ・フォワード』など

The Director

監督のルイス・マンドーキはメキシコで生まれ育ち。サンフランシスコとロンドンで美術を学ぶ。　短編映画でいくつかの賞をとる。長編映画では８７年脳性麻痺と闘う女性作家を主人公にした『ギャビー・愛はすべてを越えて』で一躍注目を集めハリウッドに進出。９３年『ボーン・イエスタディ』、９４年『男が女を恋する時』、９９年『メッセージ・イン・ア・ボトル』を監督。

Production Note

スタッフにも一流の顔ぶれが揃った。　癒しと再生をキーワードにしたストーリー・テリングに熟練の手腕を発揮した監督ルイス・マンドーキ。　脚本は、マンドーキと『メッセージ・イン・ア・ボトル』でコンビを組んでいるジェラルド・ディペゴ。　コクのある映像を作り上げた撮影監督は、『トリコロール／赤の愛』でオスカー候補にあがったビョートル・ソボチンスキー。　プロダクション・デザインは、『ゴッドファーザーＰＡＲＴⅡ』でオスカーに輝くディーン・ダゥ゛ォラリス。　やさしく心にしみる音楽は、『スクリーム』シリーズなどで活躍するマルコ・ベルトラミが担当している。

　　　　　　　　　　　(以上、プログラムその他から引用)

鑑賞後の一言
　　この映画はどうも見たことがあると思ったら、飛行機の中でだいぶ前に見たことがあった。　ただ、飛行機では英語なのでいまいち、わかっていない。　ジェニファー・ロペスはウェディング・プランナー以来だが、たくましい体で強そうな警官役がかっこいいし、魅力的でもある。　一方、ジム・ガヴィーゼルはいくつかの作品を見ているが、ほとんど素のままの演技に思えるように、どこか影があるが目がとても優しく心が純真で、女性から見たら、母性本能をくすぐるのではないかといった感じの俳優である。　作品はラブ・ストーリーだがお互いの悩みや苦しみを克服していき、やがてそれらを乗り越えていく展開にほっとさせられる。