I n t r o d u c t i o n 

C a s t  &  S t a f f

　ヒュー・グラント　・・・・・・・・・・・・・　（無職の自己中男　ウィル）

　トニ・コレット　・・・・・・・・・・・・・・　（マーカスの母　フィオナ）

　 レイチェル・ワイズ　・・・・・・・・　（ウィルが恋するシングルマザー　レイチェル）

　ビクトリア・スマ−フィット　・・・・　（シングルマザー　スージー）

　監督／ ポール・ウェイツ、クリス・ウェイツ

Profile of Hero／Heroin

Hugh Grant

1960年、ロンドン生まれ。82年、オックスフォード大在学中に映画デビュー。87年『モーリス』でヴェネチア映画祭最優秀主演男優賞を受賞、国際派俳優としての地位を確立。その後は『白蛇伝説』（88）、『赤い航路』（92）、93年には『日の名残』に出演。翌年、全米で大ヒットした『フォー・ウェディング』では、軽妙なコメディーセンスを発揮し、ゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞を獲得。アカデミー賞脚色賞を受賞した『いつか晴れた日に』（95）、クリス・コロンバス監督の『9ヶ月』（95）など。　99年、ジュリア・ロバーツと共演した『ノッティングヒルの恋人』では、全世界の女性を魅了。他の出演作に『ウェールズの山』（95）、『ボディ・バンク』（96）、『恋するための3つのルール』（99）などがある。

Nicholas Holt

ホルトは、ロンドンのシルビア・ヤング・シアター・スクールで演技を学んでいる12歳の少年。8歳から映画、TV、舞台に出演し、ジュリー・ウォルターズ&ルパート・グレイブス共演の『Intimate Relations』('96)で映画デビュー。TVムービーの「Mr. White Goes to Westminster」('97)「The Fallen Curtain」('99)などを経て、「観客が恋におちるような少年を探していた」というプロデューサーの期待に応えてマーカス役に選ばれた。舞台ではイギリスの国立オペラの仕事もし、『くるみ割り人形』『白鳥の湖』に出演した。

The Director

監督は、『アメリカン・パイ』で全米中の若者の支持を集めたポール&クリス・ウェイツ兄弟。ピーター・ヘッジスと共同で脚色も手がけたふたりは、原作の持つ独特のイギリス的ユーモアを最大限に生かした。ウィルとマーカスの友情を物語るキーワードとして『フランケンシュタインの花嫁』を引用するなど、凝ったディテールに成熟した味わいを光らせている。

Production Note

撮影は、2001年4月17日、ロンドン北部のクラーケンウェルでスタートした。ロケには7週間が費やされたが、ウィルのロンドン北部での世界を見せる上で、より現代的なクラーケンウェルの街は、映画全体の起点となる場所だった。「ここは映画の観客がよく目にするのと違うタイプのロンドンであり、本物のロンドンだ」と、プロダクション・デザイナーのジム・クレイは語る。「生活する上で活気に溢れた素晴らしい街で、従来、人々が考えているような古いロンドンではないが、それこそ私たちが映画の舞台にしたかったものなんだ」
その他のロンドンのロケ地には、フィオナとレイチェルの家があるロンドン北部のケンティッシュ・タウンや、ウエスト・エンドのノッティングヒル、リージェント・パーク、ロンドン動物園などがある。

7週間のロケ撮影のあと、撮影隊は、ウィルのアパートとフィオナの家の屋内シーンを撮影するために、シェパートン・スタジオに移動した。プロダクション・デザイナーのジム・クレイと彼のチームは、ウィルとフィオナの人柄を伝えるために、とことんディテールにこだわったふたつの世界を作り上げた。

　　　　　　　　　　　(以上、プログラムその他から引用)

鑑賞後の一言
　　２週間ぶりに映画を観に行った。　ノッティング・ヒルの恋人で印象深いヒュー・グラントはなんとなく憎めない風貌。この映画では主役のヒュー・グラントより主役らしかった相手役の少年がまるで女の子のような感じでかわいく、母親思いの心の優しい少年を演じていて、おもしろそうな少年だった。３８歳のダメ男と１２歳のお悩み少年の友情と二人の珍妙なかけあいがおもしろい。