ロンドンの地下鉄は旅行者にもわかりやすい。　（特にパリの地下鉄が分かりにくいのに比べて）　すべての路線に名前が付いていて、駅構内の表示も分かりやすく書いてある。　料金はゾーン別でミニマムのゾーンは１.５ポンド。　切符の種類は一回限りのシングルチケット、１日乗り降り自由のワンデーチケット、などがある。　改札は全て自動改札で切符も自動販売機でつり銭が出る機械と出ない機械がある。

車両は日本よりも小さめで飛行機に積むコンテナの台形のように上部が内側に丸まっており、背の高い人はぶつかりそうである。

地下鉄の切符

イギリスの国鉄は方面別に８つのターミナル駅に分散している。　ビクトリア駅、ウォータールー駅、パデントン駅、ユーストン駅、チャリング・クロス駅、キングス・クロス駅、セント・バンクラス駅、リヴァプール・ストリート駅。

パリとブラッセルを結ぶユーロスターはウォータールー駅が出発点。　ビクトリア駅からは二つの国際空港行きと国際列車が出発する。　スコットランドのエジンバラへはキングス・クロス駅からリヴァプール、グラスゴー方面はユーストン駅から、ウィンザー、バース、ストラトフォードアポン・エイボン方面はパディントン駅が出発駅。

特急料金はないが１等、２等別で料金は高めでエジンバラへの片道運賃は飛行機の往復料金と同じくらい。　駅の改札はあったり、なかったりだが必ず車内で検札がある。　降りる時の改札もほとんどなく、切符は返さないで持ち帰ることができる。

英国国鉄の切符

ユーロトンネルの開通でロンドンからパリ、ブラッセルともに３時間でアクセスできるようになった。　イギリス、フランス、ベルギー３国の共同の会社で運営されている。　ロンドンの駅はウォーター・ルー駅、パリの駅はバリ北駅。　イギリスに入国する場合は車内で入国審査が行われる。　日曜日のロンドン､パリ往復チケットは平日の半額程度でかなり格安。　(会社や店が休みのせいか)。　ユーロスターの切符は飛行機のボーディングパスと同じ大きさで乗る時に機械を通すが、降りる時は切符を見せずやはり持ち帰ることができる。

ロンドン発パリ行きのユーロスターチケット

ロンドンのバスはお馴染みの２階建ての赤いバスでかなりの台数が街を走っていて地下鉄と併用すると便利。　料金はミニマムで１ポンド。　切符は中で車掌から買うが一人分が幅１７.３�aの長さで数分をまとめて買うと人数分の長さでつながったまま。　降りる時は切符を渡さずに降りる。

ロンドンのバスチケット

パリの地下鉄はわかりにくい。　おまけに地下鉄と高速郊外地下鉄ＲＥＲの２種類が入り混じっている。　特にいくつものラインが乗り入れている駅では、ロンドンに比べ案内表示が少なく分かりにくい。　料金は１回８フランでロンドンより安い。　１回券のほかにカルネという１０枚つづりの回数券、モビリスという１日券、パリスビジットという３日券、５日券などがある。

パリ地下鉄の回数券