４/１４（土）　帰国の途へ

　小雨の中、朝１１時にローマのホテルを出発して空港方面に向かう。　空港近くのレストランでイタリア最後の昼食をとった後、ローマ・ＦＩＵＭＩＣＩＮＯ空港到着。　アリタリア航空団体カウンターでチェックイン後ローマ空港で一時間ほど買い物タイム。　１４：５５発ＡＺ−２０４便に搭乗するが約一時間遅れでようやく離陸した。　２時間ほどでロンドン・ヒースロー空港に到着。　ヒースロー空港でも一時間ほど買い物タイムがあり、免税品を購入した。　そして１９：４５　ＪＡＬ−４０２便はヒースロー空港を離陸し成田に向かう。

４月１５日（日）約１１時間のフライトで午後３時過ぎに成田に到着。　流れ解散となった。　

　イタリア旅行を終えて

疲れ　今回の旅行は土曜日に出発して日曜日に帰国、そして翌日の月曜から出勤となる日程できついかなあと思っていたが、帰りの飛行機でよく眠った事とヨーロッパからの帰りでは時差ボケもアメリカからの帰りほどではなかった。

添乗員　今回の添乗員は予想に反して男性（添乗員は女性だと思い込んでいた）であった事と年齢も４０歳台の方であった。　聞くところでは年齢は４３歳で添乗員の仕事が好きで年に１８０日は海外に添乗で出かけているという。　その分ベテランで各国の事情にも詳しく安心して旅行を楽しむ事が出来た。

ホテル　ツアー代金がエコノミーなのでホテルもエコノミークラスは仕方が無いにしても全般的にやや不満であった。　ロケーションも市内の中心部からはやや離れていて、夜の外出はタクシーで出かけなければならない。　ただ団体を大勢受け入れるには郊外のホテルになってしまうのは仕方が無いのかも知れない。

通信事情　今回パソコンと通信機器を持参してメールチェックを行ったがイタリアの通信設備はホテルにもよると思うがやや遅れている。　ミラノのホテルは電話線の接続が日本と同じモジュラージャックだったので問題はなかった。　ベニスとローマはイタリア独自の電話端子でこれは持参した変換用のアダブターで繋がるが、電話はデジタルでなくアナログ式だった。　フィレンツェのホテルでは日本の電々公社時代のように電話線が直接壁に埋め込まれているので通信は出来なかった。

通　貨　イタリアのリラはインフレによる貨幣価値の下落で１０００リラが約８０円ほどで商品などの数字の桁が大きいので日本円に置き換えるのに苦労する。１万リラでも８００円、１０万リラでも８千円。

トイレ　ホテルやレストラン以外ではトイレの入口で１０００リラを支払う。　従って常に小銭−１０００リラを持っていないとトイレにいけない。　ただお釣りはもらえるが。

食べ物　イタリア料理は何を食べても美味しい。　日本でもイタメシを食べなれているせいかもしれないが、口に合わないものはない。　ワインもフランスではなく、イタリアが世界一の生産高を誇るという。　なかでもトスカーナ地方のワインは日本でもよく見るワインで飲みやすい。

治　安　評判どおりスリや引ったくりが多いらしい。　私も地下鉄で美人のスリに遭遇した（すぐに気がついて防止できたが）。　ただ団体行動している時は狙われにくいが、自由行動などで１人や二人で行動すると狙われる確率が高いそうだ。　今回の旅行では最初から聞いていたのでバッグなどもしっかり持つようにしていたし、周りを常に気にしていた。　また添乗員も常に周りに不審な男が近づかないか見てくれていた。

歴　史　イタリアは絵画、彫刻、建築物どれをとっても長い歴史と重みがあり古代ローマ帝国からの名残と有名な芸術家たちが残した芸術遺産のすばらしさに圧倒されてしまった。　またヨーロッパは何処に行っても教会や寺院、聖堂が多いが、イタリア各地のドゥオモと呼ばれる聖堂は外側の装飾やつくりはもちろん、内部のステンドグラス、壁画、天井画そして彫刻などがすばらしく、そしてなんと言ってもその大きさと天井の高さに圧倒された。